世代も障がいも国境も越えてAIロボットで“Yes We Dance!”

AIロボット技術を活用したスマーター・インクルーシブ・ダンスのパフォーマンスを東京で開催

2023/09/21


ロボットを用いたスマーター・インクルーシブ・ダンス

2023年10月13日(金)に、大学院工学研究科の平田 泰久教授が、パリ・サクレー大学(フランス)のEric Monacelli教授と連携し発足したYes We Dance!”プロジェクトによる、「スマーター・インクルーシブ・ダンス」のパフォーマンスを実施します。

「スマーター・インクルーシブ・ダンス」とは、AIロボット技術を用いて、世代の差や障がいの有無・程度を気にすることなく、国境を越えて全員が同じステージで一緒にダンスを楽しむことができるダンスです。 平田教授はJSTムーンショット型研究開発制度(注1)目標3の研究開発プロジェクト「活力ある社会を創る適応自在AIロボット群」のプロジェクトマネージャーを務めており、プロジェクトでは誰もが、いつでも、どこでも安心してAIロボットを使うことが当たり前となり、すべての人が積極的に社会参画できる活力ある社会(スマーター・インクルーシブ・ソサエティ)の実現を2050年の目標に掲げています。「スマーター・インクルーシブ・ダンス」は、そのプロジェクトが掲げる「スマーター・インクルーシブ・ソサエティ」と「インクルーシブ・ダンス(注2)」を融合し、体現したものです。

パフォーマンス当日は、ミュージシャンとしてドラムにAlain de Campos氏を、ピアノにRina Kohmoto氏を、インクルーシブ・ダンスのファシリテータとしてNPO法人『みんなのダンスフィールド』の西洋子氏、秋田有希湖氏と遠田ひな乃氏をお迎えします。

また、関連イベントとして、10月9日(月)、10日(火)には東北大学大学院工学研究科の青葉山東キャンパスにおいて、国内外から本プロジェクトの参画メンバーが集い、本プロジェクトの課題と今後の展開、生活訓練やリハビリへの応用、国際連携に関するディスカッションを行うワークショップを開催します。さらに、10月11日(水)、12日(木)には千葉リハビリテーションセンターにおいて、リハビリ・介護当事者向けにスマーター・インクルーシブ・ダンス用のロボットの紹介および試乗体験会を実施します。

「スマーター・インクルーシブ・ダンス」パフォーマンスの鑑賞はどなたでも参加いただけますので、ご興味のある方は是非お申し込みください。

開催概要

“Yes We Dance!”ダンスパフォーマンス

開 催 日 2023年10月13日(金)17:00-18:30
場   所 東京ミッドタウン八重洲 5階イベントスペース
(東京都中央区八重洲二丁目2番1号)
対   象 どなたでも参加できます。
参 加 費 無料
申 込 み 参加登録フォームよりお申込みください。
締切:2023年10月6日(金)
プログラム 17:00~17:30:本イベントの概要紹介
17:40~18:20:ダンサーとミュージシャンによるパフォーマンス
※関連イベントの詳細や参加方法については、ページ下部の問い合わせ先までお問い合わせください。

“Yes We Dance!”プロジェクトについて

プロジェクトリーダー

平田 泰久(東北大学)
Eric Monacelli(パリ・サクレー大学)

メンバー

加藤 健治(国立研究開発法人国立長寿医療研究センター)
河添 竜志郎(株式会社shiori)
田中 康之(千葉県千葉リハビリテーションセンター)
初雁 卓郎(パラマウントベッド株式会社)
西 洋子(NPO法人みんなのダンスフィールド)
(50音順)

参加団体・ミュージシャン

NPO法人「みんなのダンスフィールド」

インクルーシブ・ダンスを通じて、創造的で包容力のある共創社会の実現と、それに寄与する人材の育成を目的として1998年に設立。インクルーシブ・ダンスのワークショップやアウトリーチ活動、共創表現ファシリテータの人材育成などを通じて、あらゆる人にとって表現が当たり前となることを目指し活動を行っている。
https://www.inclusive-dance.org/

VOLTINGプロジェクト

テクノロジーによる移動能力の拡張だけではなく感情表現の拡張を目指し、電動車いすとジェスチャーによる操作を用いた車いすダンスの新しい形の提案を目的として、パリ・サクレー大学/LISVのProf。Eric Monacelliを中心にプロダンサーや振付師、ミュージシャン等とのコラボレーションによって進められている。
https://volting.org/accueil-english/

ドラム:Alain de Campos

フランスを中心に活躍するプロドラマー。StingやPhil Collins、Lionel RitchieやShakiraといった著名なアーティストと多数コラボレーションしている。また、ミュージシャンとしての経験を活かし、聴覚保護具する機器を開発・販売する会社『EarBay』の代表でもある。
https://www.earbay.fr/

ピアノ:Rina Kohmoto

米国バークリー音楽大学留学を経て、国境を越えた多数のプロジェクトにピアニストとして参加し、幅広いジャンルで精力的に活動。2021年夏にピアノ連弾ユニットEYRIEを結成し、現在は東京を拠点に活動中。
https://ja.rinakohmoto.com/

用語説明

(注1)JSTムーンショット型研究開発制度

我が国発の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発を推進する国の大型研究プログラム。
未来社会を展望し、困難だが実現すれば大きなインパクトが期待される社会課題等を対象として、人々を魅了する野心的な目標(ムーンショット目標)及び構想を国が策定し、挑戦的な研究開発を推進するもの。
https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/index.html

(注2)インクルーシブ・ダンス

世代や経験の差、障がいの有無にかかわらず、あらゆる人が互いの個性を尊重し、ダンスという生き生きとした身体表現の活動を通じて創造性・包括性を実現する活動。

お問合せ先

< イベント・内容に関すること >
東北大学大学院工学研究科 ロボティクス専攻 ムーンショット研究推進室 担当 瀬戸 文美
TEL:022-795-6940
E-mail:moonshot_office@srd.mech.tohoku.ac.jp
< 報道に関すること >
東北大学工学研究科・工学部 情報広報室
TEL:022-795-5898
E-mail:eng-pr@grp.tohoku.ac.jp
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