東日本大震災のノウハウをウクライナの復興へ

- 工学研究科の久田真教授が来日中のウクライナ視察団向けに講義を行いました -

2024/02/07

ウクライナではロシアによる軍事侵攻等により、年間1000万トン規模で発生する大量のがれきの処理が課題となっており、資材化して再利用することも視野に入れた取組みが急務とされています。

2011年に発生した東日本大震災では、約3000万トンもの震災廃棄物(がれき)が発生し、その多くが資材化されましたが、ウクライナの視察団は、この時の技術や制度面でのノウハウを国の復興に役立てたいという目的で、1月24日の来日以降、東北各地での視察を実施しています。
2月1日、工学研究科の久田真教授は国際協力機構(JICA)からの要請を受け、「東日本大震災で発生した震災廃棄物の処理と利活用について」というテーマで視察団に向けて講義を行いました。

講義後の意見交換では、「東日本大震災で発生した災害廃棄物の処理と利活用のノウハウは大いに参考になった」という感想とともに、「紛争のプロセスで発生した廃棄物の処理や利活用の際に留意すべき事項は何か?」、「資材化された廃棄物の利用時における品質の考え方は?」、「産官学の連携を加速するコンソーシアムが重要」などといった質問や意見が出るなど、活発なディスカッションが行われました。


  • 講義の様子

  • ディスカッションの様子

  • ウクライナ視察団一行との集合写真
    (1列目中央が久田教授)

お問合せ先

東北大学工学研究科・工学部 情報広報室
TEL:022-795-5898
E-mail:eng-pr@grp.tohoku.ac.jp
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