工学部および工学研究科の学生を含む東北大学のチームがJAMES DYSON AWARD 2024で国内準優秀賞を受賞
2024/10/01
工学部および工学研究科の学生を含む東北大学のチーム「LaboRobo」が、ジェームズ ダイソン財団が主催する国際デザイン・エンジニアリングアワード「JAMES DYSON AWARD 2024」で国内準優勝に決定しました。
JAMES DYSON AWARDは、毎年開催しているデザイン・エンジニアリングアワードで、デザインおよびエンジニアリングを学ぶ学生を対象としています。今年は世界30か国より1900以上の応募があり、9月11日に国内最優秀賞1作品と国内準優秀賞2作品が発表されました。3作品は世界30か国より国内優秀賞受賞作品が集まる国際最終審査に進み、10月16日にTOP20、11月13日に国際最優秀賞が発表される予定です。
チーム「LaboRobo」の作品は、小型ロボットアームと取り外し可能なエンドパーツを使用した研究自動化システムで、作業時間を短縮するだけでなく、データの信頼性と正確性を向上させ、危険な作業の処理を可能にします。また、市販の電子パーツや3Dプリントを活用して製作したエンドパーツをロボットアームに取り付ける方式にすることで、実験に合わせてカスタマイズ可能な研究自動化システムを安価に実現することを目指すものです。
LaboRoboは現在、実験自動化のためのプラットフォーム開発にも取り組んでおり、今後の展開が期待されています。
実験自動化を個人の手に! - ARALA-James Dyson Award PV
JAMES DYSON AWARD 2024 国内準優勝
ARALA -Additive Robotic Attachment for Lab Automation-
藤森 啓司氏 工学研究科ファインメカニクス専攻 博士課程前期1年
村元 貴哉氏 工学部化学・バイオ工学科 4年
澤村 理生氏 工学部機械知能・航空工学科 4年
藤原 歩氏 医工学研究科医工学専攻 博士課程前期2年
只野 竣也氏 工学研究科ロボティクス専攻 博士課程前期2年
稲川 雅也氏 工学研究科ロボティクス専攻 博士課程後期1年
町田 英一氏 工学研究科ロボティクス専攻 博士課程前期1年
小型ロボットアームと取り外し可能なエンドパーツを使用した、手軽にカスタマイズが可能な研究自動化システム。このシステムにより、研究者は単純作業に費やす時間を短縮でき、本来の研究により多くの時間を割くことが可能となります。
小規模な実験の多くが手作業に依存していることに着眼し、多くの学生や研究者の実験の自動化を目指した着想や、小規模実験の自動化を行うプラットフォームを構想していた点が評価され、今回の受賞となりました。
詳細 JAMES DYSON AWARD(日本)ウェブページ