工学部自主ゼミナール協議会が「NHK学生ロボコン2025」でベスト8に入賞

学生リーダー 渡辺大也さんインタビュー

2025/06/16

NHK学生ロボコン2025 〜ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会〜 が8日、東京都大田区の体育館で開催され、全国の大学や高等専門学校から事前審査を通過した17チームが出場しました。今年の競技テーマは「ロボットバスケットボール」で、各チームは2台のロボットを使い、パスやドリブルでゴールに迫り、シュートを狙って得点を競いました。

「T-Semi」チームはその中でベスト8に進出し、さらにロボットの高いディフェンス能力を評価され、東京エレクトロン賞を受賞しました。

NHK学生ロボコン2025〜ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会〜への出場を果たすまでの貴重な体験について、チームを率いた学生リーダーの渡辺大也さん(電気情報物理工学科3年)にお話を伺いました。
(写真提供:工学部自主ゼミナール協議会)

ロボット制作・チームの工夫についてお聞きします

  • 競技課題「ロボットバスケットボール」の開発にあたって、特にこだわったポイントがあれば教えてください。
  • 今回の課題ではドリブル、シュート、パスの動作をする必要がありました。そのため、これらの動作を一つの機構で出来るようにすることで開発をしやすくしました。
    (写真提供:工学部自主ゼミナール協議会)
  • 制作を進める中で、チームとして工夫したこと、大切にしたことはありますか?
  • 練習場所が限られる中で、足回りの動作確認は屋内で、シュート練習は屋外に木の板を敷いて行うなど、工夫して実践的な練習環境を確保しました。
    (写真提供:工学部自主ゼミナール協議会)
  • 開発期間中、特に苦労したことや大変だったことは何ですか?
  • 限られた時間の中で機体の安定性と機能性を両立させることに苦労しました。特に学業との両立が難しく、メンバー間で役割分担や作業時間の調整を繰り返しながら乗り越えました。
  • 想定外の出来事はありましたか?
  • 東大戦では、事前に違和感を覚えてユニットごと交換した部分から煙が出てしまい、結果的にモーターが故障して試合を継続できなくなってしまいました。
  • 今回の大会出場を通じて、最も学んだこと、得られたことは何ですか?
  • 今回の大会を通じて、他大学と比べて自分たちも通用する部分はある一方で、優勝するには越えるべき技術力や完成度の壁があると実感しました。

これからロボット制作に取り組む後輩や、同じような挑戦をしてみたいと思っている学生に向けてのメッセージをお願いします

  • 一からのスタートでも意外となんとかなるので、興味を持ったら迷わず手を動かしてみてください。挑戦することで見える景色があります。

※NHK学生ロボコン2025とは
アジア・太平洋地域の国と地域を代表する大学・高専・大学校のチームによるロボットの競技会 「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト(ABUロボコン)」の日本代表を選出する大会です。 2025年の「ABUロボコン」は、8月24日(土)にモンゴルで行われます。

参考サイト:NHK学生ロボコン2025

【お問い合わせ】

東北大学工学研究科・工学部 情報広報室
TEL:022-795-5898
Email:eng-pr@grp.tohoku.ac.jp
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