月面探査の未来を担うモジュラー型AIロボット万博展示モデルの愛称を募集!

- 「月面拠点」実現を目指すAIロボットの名付け親になりませんか -

2025/07/03

東北大学大学院工学研究科の吉田和哉教授らの研究グループが開発を進めているモジュラー型AIロボットについて、大阪・関西万博に展示予定のモデルの愛称を募集します。
本ロボットは、内閣府ムーンショット型研究開発制度 目標3の研究開発プロジェクト「月面探査/拠点構築のための自己再生型AIロボット」(PM:東北大学 教授 吉田和哉)の一環として開発が進められています。2050年に多くの一般の人々が月面で暮らせる「月面拠点」の実現を目指し、モジュラー型AIロボットシステムを研究開発に取り組んでいます。

このシステムでは、完成されたロボットを月に送るのではなく、アームや車輪といった基本モジュールを送り込み、現地で柔軟に構成・組み立てを行うことを想定しています。これにより、現場の状況に応じて形を変えながら活動できる「変幻自在なロボット」が実現可能となります。また、AIを活用して複数のロボットが自律的に協調しながら作業を行う世界観の実現も目指しています。

研究開発中のモジュラー型AIロボットの最新型モデルを、2025年8月6日~11日の期間に、大阪・関西万博「フューチャーライフエクスペリエンス」にて期間限定で展示予定です。
展示に先立ち、この革新的なロボットにふさわしい愛称を広く一般の皆さまから募集します。親しみやすくも未来を感じさせる名前を、ぜひ自由な発想でご提案ください。
ロボットに名前を付けていただくことで、より多くの方々とこの挑戦を共有したいと考えています。皆さまからのたくさんのご応募を、心よりお待ちしております。

応募要領

■募集対象:「月面探査・拠点構築のための自己再生型AIロボット」の最新型モデル
■応募方法:応募フォームより必要事項をご記入の上、ご応募ください。
■応募締切:2025年7月15日(火)
■命名のヒント:
  • 月、再生、知性、未来性を連想させる言葉
  • 呼びやすく、記憶に残る響き
  • 多言語展開を考慮し、発音しやすく印象的な響き
  • 想像力や希望を感じさせるネーミング
■選考方法・結果発表
  • 応募いただいた名称案は、主催者により選考を行い、採用を決定します。
  • 採用された名称は、2025年7月下旬頃、本企画の特設ページ等で発表します。
  • 採用された名称を提案された方(複数の場合は全員)には、「名付け親証明書」をメールにてお送りさせていただきます。
  • 選考過程や選考結果に関するお問い合わせには応じかねますので、ご了承ください。
■採用名称の取り扱い
  • 採用された名称は、大阪・関西万博展示用ロボットモデルの名称として、広報活動や印刷物、ウェブサイト、展示等に使用します。
詳細については、下記ホームページをご覧ください。
https://srl-moonshot.mech.tohoku.ac.jp/EXPO.html#moonbot-naming

補足説明

■2025年日本国際博覧会「大阪・関西万博」展示情報
ムーンショットパーク ~見て!触れて!感じる!新・未来~

2025年7月22日~9月15日の期間に、フューチャーライフ万博「フューチャーライフエクスペリエンス」において、ムーンショットが目指す未来社会について、体験・体感型の展示が週替わりで行われます。

吉田プロジェクトの展示は、2025年8月6日(水)〜11日(月)に予定されています。

タイトル: ロボットがつくる月面世界で、何がしたい?
会場: Future Life Village 内 フューチャーライフエクスペリエンス期間展示
期間: 2025年8月6日~8月11日
展示概要:

近い将来、人類が月面に長期滞在するための拠点を構築する時代がやってきます。月面という、人が活動することが難しい環境において、拠点構築の担い手となるAIロボットの開発を目指しています。

本展示では、月面シーンの映像投影とデモンストレーションにより、AIロボットが構築する未来の月面都市のイメージを体感することができます。「月に行って何をする?」そんな想像を膨らませてみてください。

内閣府「ムーンショット型研究開発制度」のウェブサイトにおける展示情報:
https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/expo2025/exhibition.html
■ムーンショット吉田プロジェクトについて

月面において未到探査および拠点構築を行う担い手として、再構成が可能なAIロボットシステムを提案し、その実現に向けた研究開発を行っています。月面に持ち込んだ資材を有効活用し、状況に応じてモジュールの組み換えや、月面で得られる資源を用いてパーツの修復を行うことができる自己再生型AIロボットの技術を確立し、それにより、2050年には月面での探査と資源活用が促進され、持続的な有人活動拠点の実現を目指しています。

吉田PMのもと、以下の課題推進者(PI)が研究開発に参加しています。

  • 松野 文俊  大阪工業大学 教授
  • 森本 淳   京都大学 教授
  • 木村 真一  東京理科大学 教授
  • 山野辺 夏樹 産業技術総合研究所 上級主任研究員
※吉田PMは、PIとしても研究開発に参加
プロジェクトウェブサイト:
https://srl-moonshot.mech.tohoku.ac.jp/
■ムーンショット型研究開発事業について

少子高齢化や地球温暖化、大規模災害などの様々な課題解決に向け、日本発の破壊的イノベーションを創出し、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発を行うことをめざし、内閣府が推進する科学技術・イノベーション戦略における大型研究プログラムとして、ムーンショット型研究開発制度が創設されました。現在、ムーンショット型研究開発は目標1~目標10の目標課題に向かって展開されており、これらのうち目標1,2,3,6,8,9,10については科学技術振興機構(JST)により事業推進が行われています。

吉田プロジェクトは、
目標3:「2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現」
プログラムディレクター(PD):福田 敏男 名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授
のもと、
「月面探査/拠点構築のための自己再生型AIロボット」
プロジェクトマネージャー(PM):吉田 和哉 東北大学 大学院工学研究科 教授
として2022年度に採択されました。

※採択時の公表資料
https://www.jst.go.jp/moonshot/news/20220728.html
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/07/news20220728-02.html

お問合せ先

< 研究に関すること >
東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻 教授 吉田 和哉
TEL:022-795-6992
E-mail:yoshida.astro@tohoku.ac.jp
< 報道に関すること >
東北大学工学研究科・工学部 情報広報室
TEL:022-795-5898
E-mail:eng-pr@grp.tohoku.ac.jp
ニュース

ニュース

ページの先頭へ