RISME(極限環境対応構造材料研究拠点)成果報告会を開催【4月27日】
―デジタルツインによる材料開発の最前線―
2026/04/08
東北大学大学院工学研究科の吉見享祐教授が拠点長を務める「極限環境対応構造材料研究拠点(RISME)」では、技術者の卓越した経験に支えられた日本独自の強みをデータ化し、AIと融合させることでデジタル空間に研究現場を再現する新しいアプローチ「デジタルツイン」の実装を進めてきました。
これらの成果を報告会という形で公開し、データとAIを活用した材料開発におけるデジタルツインの最新成果をはじめ、4年間にわたる研究の進展を広く紹介します。招待講演やポスター発表を通じて、産業界との連携を深め、社会実装の加速を目指します。
本拠点は、2022年4月に開始された、9年間の事業である文部科学省「データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト(DxMT)」の一翼を担い、材料開発の分野において「経験と勘」に基づく従来手法を見直し、データとAIを活用したデータ駆動型研究を推進することで、マテリアル分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んできました。産官学連携により蓄積した10,000件以上の実測データを活用し、材料組織と特性の相関を解析することで、組織予測から性能診断までを一体的に行う技術を構築しています。
これにより、従来は試行錯誤を要していた材料設計を効率化し、鉄鋼材料や耐熱合金などにおける新材料開発の迅速化に加え、設計精度の向上や材料性能の最適化への寄与が期待されます。
実施概要
日時:2026年4月27日(月)13:00~18:40(開場12:30)
会場:一橋大学一橋講堂
(東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター2F)
参加費:無料(事前登録制)
詳細・申込:https://risme.org/event/event_20260427.html
※ 4月22日(水)17:00 締め切り
主なプログラム
- Hyoung Seop Kim教授(Pohang University of Science and Technology)
「AI駆動型材料革新」 - 河野 佳織 氏(日本製鉄株式会社)
「鉄鋼科学研究への期待」
- 出村 雅彦 氏(物質・材料研究機構 技術開発・共用部門 部門長)
「デジタルツイン時代に向けたRISMEの挑戦」 - 宮本 吾郎 教授(東北大学金属材料研究所)
「自動自律探索システムが拓く構造材料の可能性」 - 塚田 祐貴 准教授(名古屋大学大学院工学研究科)
「材料組織を予測する:フェーズフィールドモデル×深層生成モデル×実験画像」 - 野村 直之 教授(東北大学大学院工学研究科)
「データ駆動型ハイスループット超耐熱合金開発に向けた球形粒子製造の新展開」
- 高強度耐水素鋼、耐疲労表面硬化、超耐熱合金、LLM活用データベースなど全43件