「電力と情報通信のネットワーク基盤の融合による超スマート社会」の創成にむけて -日本学術振興会研究開発専門委員会新設に東北大が中核的貢献!-

2018/11/01

【発表のポイント】
  • 2018年10月1日付で、日本学術振興会「電力と情報通信のネットワーク基盤の融合による超スマート社会」研究開発専門委員会が新設される。
  • 「電力と情報通信のネットワーク基盤の融合」という新しい社会インフラの創成を目指す、世界的に見ても例のない初の取り組み。
  • 委員長を含めて東北大学教員6名が参画し、本委員会新設に中核的に貢献。工学研究科からは、山田博仁 教授、 斎藤浩海 教授が参画。
  • 新たな学理の全方位的な探求、学術界と産業界さらには官との連携による産業技術・社会技術としての開発・育成を目的として調査研究活動を推進。
  • 電力機器エネルギー利用効率の格段の向上とICT技術の一層の深化とを同時に実現し、耐災害性に優れ地球環境にやさしく安心・安全な超スマート社会構築の起爆剤として期待。
【概要】

日本学術振興会では産業界と学術界の橋渡しをする産学共創のための各種委員会組織を運営しています。その中に、今後の産業化・科学技術イノベーションの可能性のある萌芽段階の調査研究活動を振興する組織として研究開発専門委員会があります。

このたび、電力と情報通信のネットワーク基盤とを融合する学理の全方位的な探求、学術界と産業界さらには官との連携による産業技術・社会技術としての開発・育成を目的として「電力と情報通信のネットワーク基盤の融合による超スマート社会」研究開発専門委員会を新設することとなりました。本委員会の新設に、東北大学が中核的に貢献しました。本委員会には、委員長をはじめとして東北大学から、工学研究科 山田博仁 教授、 斎藤浩海 教授を含む6名の教員が委員として参画しています。電力エネルギーシステム関連、情報通信ネットワークシステム関連、電力機器システム関連、半導体デバイス機器システム関連、自動車関連、バッテリー蓄電池関連、情報数理科学関連、ソフトウェア関連等の広範な分野において第一線で活躍する企業、大学、国立研究機関に所属する40名余りの研究開発技術者が本会委員として活動します。

産業革命以降250年の世界の近代化・現代化・未来化の歴史の中で、互いに交わることのなかった電力エネルギーと情報通信それぞれのネットワーク基盤を物理的に融合することによって、電力機器エネルギー利用効率の格段の向上とICT技術の一層の深化とを同時に実現し、耐災害性に優れ地球環境にやさしい超スマート社会を構築するための起爆剤となることが期待されます。

【お問合せ先】
東北大学工学研究科・工学部 情報広報室
TEL:022-795-5898
E-mail:eng-pr@grp.tohoku.ac.jp
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