DOWAホールディングス株式会社と東北大学の連携強化に向けた『DOWA×東北大学 共創研究所』の設置について -豊かな社会の創造と資源循環型社会の構築に向けた研究の推進-
2022/04/04
国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長:大野英男、以下、「東北大学」)とDOWAホールディングス株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:関口明、以下「DOWA」)は、資源循環と優れた素材・技術の提供に向けた研究活動の推進強化を図るため、2022年4月1日に『DOWA×東北大学共創研究所』(以下、共創研究所)(※1)を設置しました。
東北大学とDOWAは、2004年に東北大学大学院環境科学研究科に寄附講座(環境物質政策学講座)を設置し、2007年には東北大学全学と連携協力協定を締結しました。その後、DOWAからも研究者が派遣され、活発な共同研究ならびに交流を推進しており、2021年度の共同研究は9件、2022年度は15件を見込んでいます。
両者は、さらに強固な産学連携体制の構築による研究活動の推進・強化を図るため、従来の寄附講座に続き、共創研究所を設置しました。これにより、東北大学の高い技術シーズとDOWAの保有技術をより深く融合させ、カーボンニュートラルや労働人口減少といったサステナビリティに関する課題にも対応しつつ、資源循環と優れた素材・技術の提供に貢献する先端技術の創生を追求します。
共創研究所設置後、第一期となる2022~2024年度は、①カーボンニュートラル技術、②AI/IoT/MIによる革新的技術、③自動車(EV)、情報通信、環境・エネルギー、医療・ヘルスケア向けに関する具体的な研究テーマの探索を行い、5件以上の共同研究プロジェクトの立ち上げを目指します。
(※1)共創研究所
東北大学内に企業との連携拠点を設けるとともに、東北大学の教員・知見・設備等に対する部局横断的なアクセスを可能とすることで、共同研究の企画・推進、人材育成、および大学発ベンチャーとの連携をはじめとする多様な連携活動を促進する制度
東北大学内に企業との連携拠点を設けるとともに、東北大学の教員・知見・設備等に対する部局横断的なアクセスを可能とすることで、共同研究の企画・推進、人材育成、および大学発ベンチャーとの連携をはじめとする多様な連携活動を促進する制度
共創研究所の概要
- 1.名称
- DOWA×東北大学 共創研究所
- 2.目的
- 豊かな社会の創造と資源循環型社会の構築に向けた研究活動の推進
- 3.活動内容
- (1)共同研究テーマの探索
- ・部門横断的な連携を通じて、すそ野の広い材料開発、カーボンニュートラルに貢献する技術開発、デジタル技術の活用等の新たな価値創造につながる具体的な研究テーマを探索する。
- (2)人材育成
- ・共同研究にDOWAの若手研究者を積極的に派遣し、社会人博士号取得などを通じて、より高度な技術者育成を図る。
- 4.運営体制
- ・運営総括責任者
- 東北大学大学院工学研究科 佐藤 王高 特任教授(研究)
- (DOWA 事業開発部長 兼 品質保証部長)
- ・運営支援責任者
- 東北大学大学院工学研究科 須藤 祐司 教授
- ・運営総括アドバイザー
- 東北大学大学院工学研究科 菅原 章 特任教授(客員)
- (DOWA 取締役 技術・事業開発管掌)
- 5.設置場所
- 東北大学大学院工学研究科 総合研究棟
- 6.設置期間
- 2022年4月1日~2025年3月31日
参考
- 本件に関する過去のプレスリリース
- DOWAホールディングス株式会社と東北大学との連携協力に関する協定締結について
- https://ir.dowa.co.jp/ja/ir/news/news-2425335145520950212/main/0/link/release070306.pdf
- 東北大学 産学連携機構 事業案内 共創研究所
- https://www.rpip.tohoku.ac.jp/jp/information/kyoso_kenkyu/