東北大学工学研究科・工学部
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2006/12/05

ナノメカニクス専攻の江刺教授と早稲田塾による「スーパー ナノメカニクス プログラム」開講について

東北大学大学院工学研究科と、早稲田塾は共同で、「将来の人材育成」という理念に基づき、新たなプログラムをスタートすることとなった。強い意欲と目的意識を抱く高校生が、早期から先端研究の息吹に触れることで知的好奇心に満ちた若い頭脳を鍛え、大学・大学院で先端研究に携わるための先行スタートを切ることを目的とする。また、実学を重視する東北大学において、産学連携のモデルや、技術による国際貢献のかたちを実感することで、広い視野での進路選択を可能性にすることもねらう。

具体的には、06年12月〜07年3月の期間、高1・2生約15名を対象に、ナノメカニクスをテーマにしたパイロットプログラム「スーパー ナノメカニクス プログラム」を開講する。本プログラムは、企業に最も頼りにされている研究室に選ばれた(日経産業新聞・2003年12月12日付)、江刺 正喜教授をはじめ、東北大学大学院工学研究科機械系でMEMS(Micro Electro Mechanical Systems:微小電気機械システム)の研究教育に携わる教員・研究者が担当する。東北大学機械系の学外授業の一環として月に2回程度の頻度で実施。「ものづくり」を断片的な技術や情報としてではなく、歴史的な流れの中でとらえながら、講義はもちろん、ディスカッションや懇親会、合宿なども取り入れ、新しい発想やひらめきが飛び交う知的空間を提供する。

加えて、3月下旬には、「スプリングキャンプ」(東北大2泊3日)を実施し、最先端の施設で集中的な実験実習を行う。最終的には、企業からの研究者や海外からの留学生との交流、ベンチャー企業での実習などを通じ、アイディアが製品になるという「ものづくり」=エンジニアリングが産業に及ぼす影響や、海外の諸地域に貢献することを体感する。
 
また本パイロットプログラムでは、受講生が、次世代産業基盤技術として注目されているMEMSの可能性に気づき、体系的に学べるよう「企画→設計→試作→発表」の場を提供する。さらに優秀者には来春、海外の大学との交流プログラムも予定されている。

関連ホームページ: http://www.wasedajuku.com/program/snp.asp

【お問合せ】

東北大学工学研究科・工学部情報広報室
TEL/ FAX:022-795-5898
E-mail:eng-pr@eng.tohoku.ac.jp

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