東北大学工学研究科・工学部
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2007/07/20

佐藤徳芳東北大学名誉教授(工学研究科電気・通信工学専攻)がフォン・エンゲル賞を受賞しました。

佐藤徳芳本学名誉教授(工学研究科電気・通信工学専攻)は、2007年7月15日から20日にチェコ共和国プラハで開催された第28回電離気体現象国際会議において、フォン・エンゲル賞(von Engel Prize)を受賞されました。

電離気体現象国際会議は1953年からスタートし、2年毎にヨーロッパを中心に開催されるプラズマ・放電分野で最も伝統ある国際会議です。

フォン・エンゲル賞(von Engel Prize)は、プラズマ・放電現象研究において先駆的業績をあげたフォン・エンゲル(Hans von Engel)教授(当時オックスフォード大学)を記念して1998年に創設されました。

プラズマ・放電分野で顕著な貢献をした研究者に、隔年開催の本国際会議において授与されます。今回の佐藤名誉教授の受賞は、ベルギー、ドイツ、イギリス、アメリカの受賞者に次いで、5人目の受賞です。

プラズマ物理研究の黎明期に佐藤名誉教授が行った“プラズマ中イオン音波の励起と安定性に関する実験的研究”の先見性とその後の発展への寄与が評価された結果です。
7月19日午前に、授賞記念式典に引き続いて、”Some Basic Plasma Experiments Extended in Plasma Applications”(プラズマ応用において展開された幾つかの基礎的プラズマ実験)と題した記念講演が行われました。

40年以上にわたるプラズマの基礎研究の歩みと近年における応用研究に関するユーモアあふれる講演は大変好評でした。

なお、本国際会議の詳細はウェブサイト(http://icpig2007.ipp.cas.cz/)で参照できます。

フォン・エンゲル賞受賞講演中の佐藤徳芳東北大学名誉教授
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