東北大学工学研究科・工学部
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2011/09/28

せんだいスクール・オブ・デザイン 2011年 春学期成果発表会、秋学期受講生募集、開講式のご案内

2011年3月11日、かつてない規模の地震と津波と原子力発電所の事故が東日本を襲いました。

仙台市も、東北大学も甚大な被害をうけ、せんだいスクール・オブ・デザイン(SSD)の活動拠点もまたダメージを免れることはできませんでした。しかし幸いなことに受講生や修了生、スタッフに人的被害はありませんでした。もとよりSSDは「地域の切実な課題」に取り組むと標榜してきましたが、我々の眼前に、まさに巨大で複雑な地域の課題が出現したのです。

しかし、SSDのコンセプトが変わることはありません。すなわち・・・

アーキテクチャの総合力をもって、
多規範に適応するタフな人材を育成し、
仙台地域の潜在力を抽き出し、
クリエイティブによって地域を活性化すること。

それから半年、特別講義「復興へのリデザイン」シリーズでの多角的な討議を経て、周囲の皆様の力強いご支援のもと、せんだいスクール・オブ・デザインは本来のカリキュラムで再起動いたします。

せんだいスクール・オブ・デザインは、クリエイティブ産業の振興を通じて地域の活性化を図りうる人材として、コラボレーティブなクリエイターを養成すべく、東北大学と仙台市が連携し,2010年の秋に開始した新しいデザイン教育プログラムです。従来の大学教育の枠を超えて、業務経験を持つ様々な分野の社会人クリエイターと学術的知識を持つ建築デザイン系大学院生が、地域の課題にもとづいたプロジェクトに共同で参画し、多規範適応型のコラボレーションを通じて学びあう、実践的なプロジェクト駆動型デザイン教育の場となります。

このチャレンジの場に、 建築デザイン、プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、プランナー、映像、ICT システム開発など、さまざまな領域から、あらためて数多くの意欲的な受講生が集まり、いよいよ新しい学期が始まります。


つきましては、せんだいスクール・オブ・デザインの再起動プロセスを別紙の通り実施いたします。

ご多忙のところ急なお知らせで誠に恐縮ですが、ぜひ皆様のご参加をたまわりたく、ご案内申し上げる次第です。

2011年9月吉日
せんだいスクール・オブ・デザイン
運営委員会 委員長 本江正茂

【お問合せ】

東北大学工学研究科・工学部情報広報室
TEL/ FAX:022-795-5898
E-mail:eng-pr@eng.tohoku.ac.jp

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