[2016年度]東北大学 工学研究科・工学部 サマープログラムレポート

サマープログラムとは、夏季休業等を利用して、海外の大学で提供される短期コースを受講するものです。工学部・工学研究科では、学科・専攻により異なりますが、サマープログラムに参加することで単位を取得することも可能です。海外の協定校で開催されるサマープログラムのリスト(工学系)は、国際交流室のホームページに掲載されています。

Report.01機械知能・航空工学科 石川 諒 さん

派遣先大学:国立中興大学(台湾)

派遣期間:2016/7/27 ~ 8/10

私が今回このプログラムを申し込んだ大きな理由は,研究室での活動が含まれていることでした.機械系の学生は基本的に3年生の後半からか,4年生にならないと研究室での実践的な研究ができないので,その時期を迎える前にどのようなものかを体験したいと考えていました.また,海外の大学院で留学したいと考えていたことから,海外の研究室はどのようであるか,どれほどの語学能力が必要であるかなどを知り,今後の生活に何が必要であるかを知りたいと思い今回の国立中興大学のプログラムに申し込みました.

今回のプログラムで配属された研究室の雰囲気は特別日本の研究室と違うようには感じませんでした.実験している人もいれば,結果をまとめるためにパソコンに向かっているという点では同じように思いました.必要であれば学生間で話し合っていていました.日本では4年生から研究を始めているので,研究も教育や授業の1つのように見なされている部分もあるように思っていましたが,海外では大学院生しか研究しないので,ゼミなどでは教授からは結果を求められているようにも感じました. この大学だけかもしれないのですが,どの研究室同士も非常に仲がいいので一緒にご飯に行ったり休憩をともにするなど,フランクな関係があるように感じました.

プログラムの参加者が宿泊したのは大学からバスで10分かからないくらいの位置にあるホテルでした.基本的な設備はそろっていたので困るようなことも少なかったです.平日は基本的に夕方ごろまで研究室にいるのでホテルに戻ってからはルームメイトとおしゃべりしたり自分の時間として使うことができたと思います.ルームメイトが日本人でない限りは英語で会話するので,学術的な英語だけでなく,日常的な英語を学ぶ機会にもなったと思います.休日はアドバイザーの学生が旅行を計画してくれるので,行きたいところなどを伝えておくと観光サイトよりもディープな観光ができると思います.自分のときは,台北・九扮と高美湿地に連れて行ってもらいとてもいい思い出になりました.食事は学校の近くにたくさんのレストランがあるので困りませんでした.また,ホテルの近くには夜市もあるので,自分の好きな時に食事することができました.プログラムの参加者には食事代金として,一部のレストランで使うことのできるチケットがもらえるので食費はかなり節約できたと思います.

一番の不安要素は語学能力だと思いますが,外国人と簡単な会話ができる程度の能力さえあれば大丈夫だと感じました.現地のアドバイザーもネイティブのように英語を話す学生は少ないので,自分は英語ができないからといってためらってしまうのはもったいないと思います.研究室の教授は基本的に英語が堪能なのでうまく自分の伝えたいことが言えなくても分かってもらえるように思います.もちろん,現地の学生同士は中国語で会話するので中国語ができるに越したことはないです.

このプログラムはインターシップという名前がついているだけあって,インターンのような課外活動がありました.その一つに台湾企業の工場見学がありました.今回のプログラムではプレス機とマシニングセンターを作っている企業を訪れました.写真は見学させてもらったプレス機を作っている会社の工場の様子です.日本でも経験できないことだったので非常に興味深かったです.また,もう一枚の写真は,研究室内で実験させてもらった様子です.研究分野にもよるとは思いますが,自分のやりたいことを伝えるとやらせてくれると思います.

最後に一般人の英語力について驚いたのでつけたしておきます.食事の注文を中国語でしたのですがお店の人にうまく伝わらなかったので英語を使った時に,周りで食事している人が自分の英語を理解して通訳してくれて注文を手伝ってくれることが2,3度ありました.また,お店の行列を待ちながら現地の学生と英語で会話しているときに,急に現地の人が英語でどこから来たのかなど聞いてきておしゃべりするようなこともありました.駅で切符を買うときもほとんどの駅員は英語を話すことができした.このような全体的な英語力の高さは日本を上回るように感じました.英語力はある程度あればプログラム中は困らないですが,あるほうがより留学を楽しめるように思いました.

写真1.工場見学の様子
工場見学では,社員の方(青いYシャツを着ている男性)が各現場でどんな作業をしているかなどを説明してくれます.質問などがあればその場で答えてもらえます.今回は工場稼働中に見学させてもらったので,短い時間の見学でしたが,休憩時間などに質問などができました.
写真2.最終プレゼンテーションの様子
最終プレゼンテーションは会議室のような場所で行われました.使用言語は英語ですが,5分間のプレゼンなので難しく考える必要はありませんでした.内容は自分が研究室で体験し学んだことや,台湾で体験した文化的な内容でした.プログラムの参加者は様々な文化体験をして笑いなども起こり,プレゼンテーションは明るい雰囲気で行われました.

Report.02機械知能・航空工学科 渡邉 千寛さん

派遣先大学:ワイオミング大学(アメリカ)

派遣期間:2016/8/8~8/20

工学部の海外サマープログラムとして、私はアメリカのワイオミング州ララミーという都市に二週間滞在した。この州は人口がとても少なく、人口密度も一平方キロメートルに2人と、とてものどかなカントリーサイドであった。私にとって今回のプログラムへの参加は3回目のアメリカでの短期留学であった。参加動機は、アメリカのカントリーサイドを体験してみたかったことに加え、一番は現地の英語に触れる機会を学生のうちに多く経験したいという思いからだ。

プログラムでは、現地学生と交流する機会が多く設けられ、様々な違いを学ぶことが出来た。その一つが、専攻を2つ持てるということだ。私が話した学生の中には、工学などの理系の専攻に加え、スペイン語やフランス語など、第2または第3言語を2つ目の専攻として持っている生徒が多かったように思えた。東北大学で1年次に、日本語と英語に加え、もう一つの言語を学んでいた私にとっては、長期間言語を学べるということがとても魅力的に思えた。

また、アメリカに行くと毎回思うことだが、現地の学生は大学生に限らず中学生、高校生もとてもしっかりしており、自分の意見を強く持ち、将来についてよく考えている。アイビンソンマンションという歴史建造物を訪れた時、案内してくれたのは中学生であった。たった14歳の女の子が、歴史に関する知識を持ち、どんな質問をしてもわかりやすく答えてくれた。今回も見かけたのだが、アメリカでは幼い頃から道端で洗車をしたり、レモネードを売ったりと社会を学ぶ機会を多く持っているようだ。アメリカ人は大人も子供も、アメリカの歴史、置かれている状況など、自国のことについてよく理解しているということが随所で感じられた。開拓の歴史や、他国との関係の軌跡等は、日本に関連することでも日本人よりよく知っていた。どうしてそのような事を知っているのかと尋ねたところ、学校で勉強するからだという。日本でも確かに歴史の授業はある。だが多くの学生は、それらを受験のための手段としてしか考えておらず、学ぶ目的や姿勢が日本とは大きく異なるように思えた。私は、日本の政治や経済に聞かれてもきちんとした返答をすることが出来ず、自国についての知識の少なさに恥ずかしさを覚えた。それと同時に、これからは日本についてよく学び、世界の政治や経済、日本が置かれている状況を学び理解していこうと心に決めた。

また、英語力については、たった2週間と短い期間だったこともあり、著しい英語力の向上は感じることができなかった。しかし、今までの留学での反省点を活かすことが出来た。例えば、英語力がなくても自分から積極的に会話をすることや、英語が通じるまで何度もチャレンジすることだ。聞き取れなかったことは何度でも聞いて、わからない単語や意味は知らべたり、尋ねたりした。何より、今回一番身についたことは積極性である。アメリカにいるときに、博物館を見学したり、授業を受けたりしているとき、何回も「質問はあるか」と問われる。そのとき、今までの留学では、何を質問するべきか、なんと英語で言うかが思いつかず、なかなか質問することが出来なかった。しかし、今回はそれではいけないと心に決め、初日から、どんなことでもいいからまずは質問をするということを決めていた。そのおかげで、会話を弾ませることが出来たり、興味を持って話を聞いているということを示せたりと、良い影響がたくさんあった。現地の学生と英語で一時間弱話すカンバセーションタイムでは、質問だけではなく、自分から話しかけるという積極性を多く活かせた。数名の学生が毎日入れ替わり来て、2,3名でチームを組み、会話をスタートさせる。この時、会場に入ってすでにいる学生にすぐ話しかけるということを毎回のようにするようにした。先生に、グループを組みなさいと言われる前に、なるべく自分から話しかけて会話をスタートさせることで、英語を話すということに対する恐怖を無くすことが出来た。話しかけよう、英語を話そうと心の中で思うだけでは、英語でのコミュニケーション力が向上しないことは、それまでの留学経験で痛感していた。今回の留学は今まで一番思うように現地の学生と会話をすることができ、大変有意義な2週間となった。

ララミー市内を通る貨物列車の線路上にある歩道橋から。低い建物が並ぶ街並みと広い空を大いに楽しめる場所であった。

Report.03化学・バイオ工学科 三宅 杏美子さん

派遣先大学:ワイオミング大学(アメリカ)

派遣期間:2016/8/8~8/20

今回参加したワイオミング大学サマープログラムは,工学部生を対象とした英語の集中講義を約2週間,現地の歴史・文化などの理解を通して行うプログラムである。午前中はワイオミング大講師によるESL(English Second Language)の授業を約2時間行い,その後,現地学生との1時間の1対1または1対2での会話を通してスピーキング能力を高めていく。この時間をconversation timeと呼び,ほぼ毎日行ったが,同じ人に当たることはほとんどなく,それだけ多くの学生が来ていた。また,少し深入りした話をすることも可能で,大統領選挙やアメリカで留学するならどの地域が気候・経済・治安などから見てベストか,などを話すことができた。午後は日によって異なり,ワイオミング大設立に大きな影響を与えた投資家の博物館や,工学部棟の見学,ハイキング,牧場見学など数多くのアメリカ文化を体験する機会があった。土日はプログラム担当教員主催のBBQや,コロラドまでミュージックフェスを聞きに行くなど,週末も充実したプログラムであった。

今回このプログラムに参加して大切だと思ったことは,周りに日本人が多くいながら,どれだけ日本に何かを掴んで帰ってくるかだ。多くの人は「日本人に囲まれていたら,英語の能力なんて上がらない」と言う。私も留学前はそう思っていたし,実際,現地で日本の学生と話すことは多かったと思う。だがしかし,言い換えてみれば,現地学生と話す機会は自分で探さなければいけない環境であったのだと思う。「How are you?」この質問に質問で返そうと自分でセッティングしないといつも一方通行で会話は終わってしまうのだ。自ら積極的に話しかける意識は日本でも通用する。つまり私が日本に持ち帰ってきたのは積極性であり,これは日本人とこのプログラムに参加したことで知ることができたのだと思う。

 現地でアメリカに住んで5年目の留学生と話した際に出た「英語のイメージ」について述べたい。英語には意味がある。単語帳に載っている一対一で対応する意味ではなく,その単語が持つ「イメージ」があるのだ。なぜ「How are you?」の返事が「I’m fine.」だと風邪をひいた彼が病気から治ったまたは治りかけている,という解釈をすることがあるのか。それは単語の持つイメージなのだ。これはとても重要なことだと思う。多くの日本人は文法から習う。英語を使って会話をすることが少ないためか,日本語と英語を一対一で対応させてしまうのだ。このことにしっかり気づいたことで,より日本語英語から抜けられると思う。

今後の進路についてはまだ考えていないが,今回留学したことで長期留学に対する意思がさらに強くなった。次の留学では,より長期間,よりスムーズに英語を話せるようになって帰国したい。それは,いろいろな文化や背景を持った人と繋がり,相手の意見を聞き,そして自分の意見をしっかり誰にでも述べられるようになる,という世界で自分の道を切り開きたいと思うからである。このプログラムへの参加を経て,前向きに世界に目を向けて様々なことに挑戦できるようになることが今後の目標である。

疲れている休憩時間の図
ワシェキダイニングホールのご飯
Vedauwooにて

Report.04機械機能創成専攻 小玉 脩平さん

派遣先大学:ワイオミング大学(アメリカ)

派遣期間:2016/8/8~8/20

学年が上がるにつれ国際学会で発表する機会や海外の方と研究に関して話す機会が増え、英語能力、特にスピーキング能力向上の必要性を強く感じていました。しかし、今まで本格的な国際交流の経験がないためリスニングとリーディングに比べスピーキングが苦手であり、自己学習だけでは限界があるため日本人のいない英語しか通じない場所で国際交流の経験を積みたい、またいずれ海外で生活するためにアメリカ文化を体験したいと考え参加しました。

ワイオミング大学はデンバーからバスで約3時間の壮大な山など美しい自然に囲まれ、野生のリスやうさぎなどが走っている解放感のあるのどかな場所でした。周りには歴史的建造物や昔ながらのダウンタウンなどがあり、直接アメリカ文化やララミーで有名なカウボーイを感じられました。生活面としては物価が安く治安も良く、夏は日差しが大変強いですが湿度が低く大変過ごしやすかったです。

プログラム期間は2週間で、平日の午前は基本的に英語学習の集中講義や現地学生とスピーキング、プレゼンテーションなどを行うことで英語能力の向上を図り、午後は博物館見学やハイキングなどのローカルアクティビティを通してアメリカや現地ララミーの歴史や文化、生活などについて学びました。 このプログラム内で自分が最も参加してよかったと思った出来事は、現地学生とのスピーキングの時間です。このカンバセーションタイムは毎日1時間設けられており,元々自分がこのプログラムに参加した一番の目的である現地の人と英語で会話しスピーキング能力を向上させることに大変有益な時間でした。実際に時間が経つにつれスピーキングに対する苦手意識が消え、能力の向上を感じ、さらに現地の学生の考え方などを学び充実した時間を過ごせました。また、印象に残っていることは、授業は基本的に自分達のアイデアや考え、意見を求められ、あまり日本では経験したことがないアウトプットがメインの授業であったため新鮮であり、自分たちが意見を出すときには軽く流さずしっかりと最後まで聞いてくれるためクリエイティビティの必要性や積極的なアウトプットの大切さを強く感じました。さらに現地の学生や先生は、何気ない会話の中で環境問題や自国の問題などをテーマに意見を出し合うことが多々あり衝撃を受けました。その過程で自分たちが日本についての知識がないことを痛感し、アメリカだけでなく自国日本に対しても関心が高まりました.

このプログラムの直後に韓国で行われた国際シンポジウムに参加しましたが、このプログラムに参加したおかげでスムーズに海外の学生と英語で交流が図れました。というのも、今まで海外の学生に対して受け身になることが多々ありましたが、プログラムのおかげで英語のスピーキングに対する苦手意識がなくなり、さらに自分から積極的に意見交換することができるようになったためです。

英語しか通用しない場所に放り込まれて生活することを望んでこのプログラムに参加し毎日最低1時間は現地の学生と会話する時間が設けられ、他にもアクティビティで現地の人と会話する機会やプログラム担当の先生と会話する機会が多く、望んでいたスピーキング能力の向上を実感することができました。また、様々な場所に連れて行っていただき、ハイキングではアメリカの自然の広大さを感じ、博物館などではアメリカや現地ララミーの歴史や文化について学ぶことができ、2週間と短期間でしたが自分の成長を実感できる充実した時間でした。

ビデブー山頂
授与式後

Report.05材料科学総合学科 小林 恵子さん

派遣先大学:ワイオミング大学(アメリカ)

派遣期間:2016/8/8~8/20

本プログラムへの参加動機は、英語圏の学生とのコミュニケーションを通して話すスピードや言葉遣いを学びたかったこと、またアメリカ西部の社会と文化に興味があったことです。

プログラムでは、アクティビティで訪れる場所について英語で学んだり、ある情報や物を与えられ、条件に合わせ新しいものを創造し、プレゼンするという授業が行われました。アクティビティでは、ワイオミング大学がある都市ララミーについての歴史を学べるミュージアムの訪問や、現地の人々が楽しむアウトドアスポットVedauwooやMedicine Bowをハイキングに参加しました。また、休日はコロラド州のフォートコリンズまで足を延ばし、そこで開催される音楽フェスティバルに行き、アメリカで親しまれている音楽を体感しました。授業後は現地の学生や職員の方と過ごすことが多かったです。具体的には現地の学生とアメリカンフットボールやバスケットボールをして遊んだり、大学での生活について話を聞きました。また、職員の方にホームパーティに招待いただき、そこで家庭料理を堪能し、アメリカの一般的な家庭を見ることができました。

現地の方と話して興味深かった話が三つあります。一つ目は、英会話で話を続ける秘訣は相手が話したことについて疑問で返すことだという話です。会話のはじめは ”Hello! How are you doing?”ですが、この問いに対して何か元気がなさそうだったり、トラブルを抱えていそうな素振りを見せるとそこから、”What’s wrong?” などと尋ねてより具体的な話をすることが現地の方は多いのだそうです。ちなみに、よく英語の教科書に出てくる ”Hello. How are you?” “I’m fine. Thank you.”という表現は現地の方には非常に他人行儀に聞こえ、コミュニケーションを取りにくく感じるそうです。二つ目は、アメリカには終身雇用のような制度はなく、常に自分のキャリアを考える必要があることから、学生のころから自分のキャリアや社会について考え、議論するような授業が多くあるという話です。日本ではなかなか自分の一生のキャリアについて考える機会がないので、この話を機に一度自分の将来について考え、今後の進路を決定しようと思いました。三つ目は、アメリカでは都会より地方に住みたいと思う人の方が多いという話です。地方には二種類があると教えてくれました。それは、両方とも自然が豊かであるという前提で、一方は教育が十分に提供されている地域ともう一方は教育が十分に提供されていない地域の二種類だそうです。アメリカ人の多くは、自然豊かで教育が十分に提供されている地方の方が都会に住むよりも良いと考えているそうです。日本とは異なる考え方を持っていることを知り、この価値観は日本で役に立つと思いました。

英語学習について、現地の大学に通う日本人学生から興味深い話を聞きました。日本では英文法を学ぶところから始めますが、現地では母国語を身につけるのと同じように、話されている言葉を聞きとにかく使ってみることで英語を習得し、英文法は後から身につけるようです。この方法のメリットは、会話のように瞬発的な反応が求められているときに適切にコミュニケーションを図れることにあります。私が英語を苦手だと感じる原因の一つに、とっさの英語が出て来ないというのがあります。この英語の習得方法はそのようなことをなくすのにとても有効だと思いました。もちろん現地に実際に行って英語に触れるのが一番良いのですが難しいので、英語のCD教材やラジオ、ニュースを毎日聞く習慣をつけ、英語力を向上させたいと思っています。

放牧場にて馬具やカウボーイの仕事の様子を見学しました。
Ivinson Mansionにてララミーの歴史や当時の生活の様子について学びました。

Report.06技術社会システム専攻 澤里 玄太 さん

派遣先大学:ワイオミング大学(アメリカ)

派遣期間:2016/8/8~8/20

ララミーは約7000フィート(2100m)もの高地にあり、また海から離れているため冷涼かつ乾燥した気候でした。私は、到着して空港を降り立った時に、「蒸し暑い日本と比べると非常に快適な気候だな」と思いました。ララミーは乾燥しておりのどが渇きやすいのですが、日本のように水道水が常飲できるほどには綺麗ではないため、学校内のいろいろなところに飲み水を汲むための補水装置が設置してあります。私もワイオミング大学から配給されたプラスチックボトル(大学オリジナル)に水を毎日補給して生活していました。そして、食事についてですが、ワイオミング大学の学食は非常に大きく、ヨーグルト・ケーキなどのデザート、コーラ・オレンジジュース・コーヒーなどの飲み物、パスタ・ハンバーガー・オートミールなどの主食、ハムやスクランブルエッグ等さまざまなおかずがすべて取り放題のビュッフェ形式となっていました。パスタやハンバーガーに関しては肉や野菜をその場で加熱調理して出してくれるため非常に美味しかったです。現地学生に聞いたところ、学食の評判は上々でした。日本との違いとしては、全体的に料理の味は濃い目で、デザートは非常に甘さが強かったです。しかし、多くの日本人が美味しいと感じる味付けであったと思います。私は以前に香港に行ったことがありますが、あのとき感じた、スパイスから来る独特の風味と比較すると、かなり日本の味付けと近いのかな、と思いました。また、内陸であるためか魚料理が出た日はほとんどなく、タンパク質は豚・鶏肉が中心でした。

今回のサマープログラムは、おおまかに午前中に授業、午後には野外に出て史跡や自然を見学といった一日の流れだったのですが、個人的には午前中のConversation Timeの時間が印象に残っています。Conversation Timeの時間は、派遣された東北大生2,3人に対してワイオミング大学の生徒1人が1時間程度話し合う時間で、ほぼ毎日行われました。会話中は英語を話し続け、聞き続けなければならないので自然と英語を用いた会話に慣れていくことができます。現地学生はアメリカ人が多いのですが、アフリカやアジアから留学してきている人も多く、様々な人種の人と会話できました。話題としては、ワイオミング州で有名なスポット(国立自然公園など)、好きな日本の文化、気候、研究の話など様々でした。違う日に違う学生と同じ話題をするときは、かなり流暢に自分の意見をいうことができ、会話をスムーズに進めることが楽しいと思えるようになってきました。会話を楽しめるようになってくると、英語を使って外国人に話しかけるハードルがだんだん下がってきて、終盤は拙い英語しか話せない場面でも積極的に発言できるようになりました。日本でも留学生と話す機会がたくさんあるので、これは良い収穫となりました。また、日本と違うなと感じた点は、みんな色々な話題に対して自分なりの意見を必ず持っていて、気かれずとも理由をセットではっきり言うところです。アメリカの教育では小さなころからディスカッションの授業があり、そこで議論する力が鍛えられると聞いたことがありますが、今回は肌でそれを感じました。私も、今後研究、就職と将来の道を進んでいくにあたり、自分の意見を述べる場面が増えてくると思うので、今回の経験を踏まえ、日々自分なりに物事を考え、発信する機会を増やしていきたいです。

図1:ある日の学食の食事。野菜は量も種類も豊富で新鮮であるため、栄養バランスが偏ることはありませんでした。このほかブリトーや餃子など、様々な国の料理も食べられます。
図2:ある日のConversationTimeのグループの写真。私(左から2番目)とガーナ出身、大学4年生のOmmr(右から二番目)。実家が遠いため今年は帰省せず夏は研究(工学)に打ち込むそうです。箸の使い方や折り紙、日本の文字を教えたら喜んでくれました。

Report.07機械知能・航空工学科 高屋敷 光 さん

派遣先大学:ワイオミング大学(アメリカ)

派遣期間:2016/8/8~8/20

私が今回このプログラムに応募したのは、旅行を含めこれまで一度も海外に行ったことがなく、海外というものを体験してみたかったこと、アメリカというこれまで日本が多くの影響を受けてきた国に興味があったからです。

アメリカに行ってまず驚いたことは、全てが大きいということです。車も建物も全て大きく、特に食べ物は何を選んでも量が多く一人では食べきれないことが多々ありました。また、ワイオミング大学のキャンパスも広大で、スタジアムやバスケットコートなどはプロの競技場と見間違えるほどでした。

この約2週間のプログラムでは、午前中に英語の授業をし、午後に近くの国立公園でのハイキングやミュージアムなどのアクティビティが行われました。2名の先生が常に同行し、近くの農場で実際のカウボーイからお話を聞いたり、コロラドで開かれたミュージックフェスティバルに連れて行っていただいたりもしました。また、現地の学生と交流する時間が毎日1時間ほど設けられ、国際経験豊富な学生との会話は非常に有意義な時間でした。彼らの多くがアメリカ国内や複数の国に旅行や留学で訪れた経験があり、体験談を聞くことが出来ました。日本に関心がある学生や、日本語の授業を取ったことがある学生もいて、アメリカの多様さを感じました。しかし、英語でのコミュニケーションは非常に難しく、機会をうまく生かすことが出来なかったように思います。特に聞き取りが難しかったです。スピーキングは毎日続けているといくらか言葉が出てくるようになり、文法や単語、発音が少しおかしくても相手が意味を汲み取ってくれますが、聞き取りに関しては、相手が気を使って話してくれても聞き取れずに聞き返したり、わかった風に誤魔化してしまうことが何度かありました。ほかに、先生方がご自宅でホームパーティーを何度か開いてくださり、典型的なアメリカの家やホームパーティーを体験することが出来ました。宿舎は2人部屋の寮でした。食事は基本的に学食だったのですが、バイキング形式で種類も豊富、しかも毎日メニューが変わるといった非常に充実したものでした。

今回、このような機会に恵まれ自分の目でアメリカを見ることが出来て本当に良かったと思います。日本では考えられないような広さの道路を猛スピードで走っていく車や、目が合うと「How are you?」と声をかけてくれる店員、そして何を食べても甘すぎるお菓子の数々、そこら中で見かける野生のウサギやリスなどなど、日本に居たままでは経験することが出来ないもの出来事、見かけることがない光景がたくさんありました。今までニュースやインターネットなどから得てきた情報だけではなく、実際に自分で体験するという事の大切さを肌で感じられたように思います。

Figure 1 ワイオミング大学の入場門
非常に広大で設備の整った大学だった。先生方も大変よくしてくださり、非常に快適に過ごすことが出来た。
Figure 2 近隣の国立公園Vedauwooからの景色
アクティビティの一環としてハイキング、バーベキューをした。ハイキングとは名ばかりで実際は険しい岩場を登るクライミングに近いものであった。画像は山頂からの景色。

Report.08ナノメカニクス専攻 玉田 純 さん

派遣先大学:ワイオミング大学(アメリカ)

派遣期間:2016/8/8~8/20

このプログラムへの参加動機は語学力の向上でした。日本では読み書きの学習ばかりで、実際に対人で聞いたり話したりする機会が少ないのが現状です。そこで、コミュニケーションとして利用される現地の英語を学ぶため、そして英語でのコミュニケーションを通して文化に触れ、自分の視野を広げるために留学を考えていました。私は英語でのコミュニケーションが苦手で、その苦手意識を拭うためにも参加を決意しました。

過去に、国際学会での英語発表を経験したことがあります。日本語の場合、質疑応答で専門用語以外の用語での説明が可能ですが、英語発表の質疑応答では、自分の考えを相手に理解してもらうことが非常に難しかった記憶があります。自分の研究を世界に発信し理解してもらうためには、論文を読むだけではなく、会話するための英語が必要であると考えました。

最終学年になり、学生時代にやり残したことはないかと考え、前から参加したいと思っていた短期留学のプログラムを選びました。

プログラムでは、実際に現地の方々が英語で会話している光景を目の当たりにしても、何も聞き取れないことが多々ありました。しかし、彼らは会話する際に言葉だけではなくボディーランゲージや大きなリアクションにより会話を盛り上げていました。それを真似て会話に交えて表現することで、会話の盛り上がり方も全く違うことを学びました。

現地学生や先生とのコミュニケーションの中で最も求められることは、最適な解答ではなく主体性であり、何を見て何を感じ、何を考えているのかをいかに自分の言葉で表現できるかでした。パーティ等では、アメリカを取り巻く環境問題や政治について頻繁に議論が繰り返されていました。将来海外で働く上で、知識や技術を身につけるだけではなく、自分を取り巻く環境下で自分がどうしたいのか,自分の主体性について考えるようになりました。

英語力不足のまま参加に臨みましたが、英語でのコミュニケーションに対しての抵抗が減りました。また、実際に英語で会話してみたことで「聞き取り理解したい」「自分の思いをスムーズに話したい」という欲が湧き、今後の英語学習のモチベーションになりました。

Vedauwoo登山・アメリカ西部の風景
馬搬送用トラック・集合写真

Report.09機械知能・航空工学科 金野 夏奈 さん

派遣先大学:ワイオミング大学(アメリカ)

派遣期間:2016/8/8~8/20

学生のうちに一度は留学して海外の空気に触れてみたいと思っていました。しかし、今まで海外渡航経験がなく、初めてでも同じ大学のメンバーがいて安心できること、英語圏に行ってみたかったこと等の点で、このプログラムがちょうど良かったことが応募したきっかけです。また、時期的にも夏休みの期間は参加しやすかったです。

このプログラムは、ワイオミング大学の寮に住み、授業や校外活動に参加するといった盛りだくさんな内容でした。授業は主にディスカッションで、他の参加者や現地の学生、先生と話す機会が設けられました。校外活動とリンクした内容のディスカッションが多かったです。

校外活動は、広大な自然に触れられる山やミュージアムなど様々な場所に行くことができ、実際に行かないと得られない体験がたくさんできました。また、自由時間に現地の学生や先生と交流できて、アメリカの生活の日常をも体感できました。

加したことで感じた変化は、日常的な英語を話すのに抵抗がなくなったということです。プログラム開始時は、簡単な英語でも会話するのが少し怖かったのですが、毎日英語を浴びるように聞き、英語を話さざるを得ない機会に囲まれ、1週間ほどで慣れてきたように思いました。また、留学に行くと自分の価値観が広がるとはよく聞きますが、身をもって痛感しました。

最初は語学力の向上が一番の目的でしたが、それだけでない勉強が多々ありました。他の参加者と仲間として打ち解けられました。英語の勉強方法や外国人との接し方、また、同じ工学部ということで、お互いの専門分野を聞いたりなど、それぞれ尊敬するところがありとても勉強になりました。

私がアメリカ、ワイオミングで感じた雰囲気は、広大さ・自由さ・合理性です。まず、本当に何でも大きいというのが第一印象でした。例えば、道路、建物等の面積が広いことや食べ物などです。だからこそ、日本のように狭いスペースでやりくりする必要がなく自由なのだと思いました。合理性については、食堂や店が閉まるのが早いこと。それは、夜は個人の時間を過ごそうという考えなのだと感じました。この個人を大事にするという部分は日本でも取り入れたいと思いました。

人との関わりの中で、楽しみながら英語を話してみたい方、アメリカンサイズの自然や文化を体感してみたい方にぴったりなプログラムだと思います。私のような海外初心者でも大丈夫でした。貴重な経験、思い出もたくさんできると思います!海外初心者の方であろうがなかろうが、自分次第でいくらでもこの留学を有意義に、より良いものにしていけると思います。

大学の敷地内にあるWAR MEMORIAL STADIUM
3万人弱収容でき、Laramieの人々が全員入るほどだそうです。とてつもない大学の広さと、人口が少なく、のどかな街であることを感じました。
馬などを飼っている農家のもとに見学に行きました。 ワイオミングではカウボーイのロゴを至る所で見ました。
休日にはミュージックフェスティバルへ。 なんと入場無料!アメリカの休日を満喫しました!

Report.10機械知能・航空工学科 星 愛深さん

派遣先大学:ワイオミング大学(アメリカ)

派遣期間:2016/8/8~8/20

私が行ったワイオミング州はアメリカ西部の山岳地域にある州です。人口は約56万人と全米50州の中で最も少なくとてものどかなところでした。気候は、気温が日本とほぼ同じにも関わらず日本よりも乾燥していたため過ごしやすかったです。また、標高が高く昼夜の温度差が大きかったことも印象的でした。

プログラム中は、大学内の寮に1~2名一室で生活しました。寮は綺麗で快適に過ごすことができました。プログラムの内容は英語力を伸ばすことに重点を置いたもので、午前に英語の授業、午後にアクティビティというスケジュールが基本でした。授業では、簡単なディスカッションと会話練習(conversation time)を行いました。ディスカッションでは、主に前日のアクティビティについて話し合うため、ただ遊ぶだけでなく、そこに何があったか、何を思ったかを覚えておく必要がありました。conversation timeでは現地の学生や先生1人に対して日本人2~3人のグループを構成し、約1時間自由に英会話を楽しみました。アクティビティでは、ハイキング、牧場見学、博物館訪問等を通してワイオミングの自然や文化に触れ、貴重な体験になりました。休日も近隣州のイベントや先生宅でのホームパーティなど、アメリカならではの経験ができ有意義に過ごしました。英語とアクティビティのバランスが取れたプログラムだと思います。

このプログラムへの参加動機は、海外経験がないことと、英語への苦手意識を克服したいと思ったことです。以前からこのような考えを持っていたわけですが、3年生になって研究室に配属され、先輩たちが英語を使っている様子を見てより一層英語を意識するようになりました。

プログラムに参加したことで、特に英会話について大きな発見がありました。特に会話に対して大きな苦手意識があったため、毎日行われたカンバセーションタイムは非常に有意義でした。自分では文法通りに単語を組み立てて話しているつもりでも、時々ずれた返答をされたため、相手には言いたいことが100%は伝わっていないと感じました。また1単語ですら伝わらないこともありました。これらの原因は自分の発音が未熟であるからだと考えます。例えば、先生が私の専攻を聞いたときに “robotics” と答えたのですが、これだけでもなかなか伝わりませんでした。具体的にはrの発音と、アクセントの位置が間違っていたためだったようです。正しい発音を教わり、特に注意して発音するようにしたところ確実に伝わるようになりました。また、会話するにつれ自然と耳にネイティブの発音が残っていることに気付き、会話中は極力耳に残っている発音を真似して話すように心がけました。もう一つ気付いたことは、聞く力の重要性です。私はこれまで英会話には話す力が最重要だと思っていました。しかし相手の言っていることを7割程度しか理解できていない場合、こちらの返答も曖昧になってしまい円滑な会話が難しくなります。聞く力も話す力と同様に伸ばしていく必要があると気付きました。自分の英会話力向上のための課題は、正しい発音をすること、聞く力を更に向上させることの2点です。今回、課題を明確にすることができて良かったと思います。現地の方たちとの交流や先生方のご指導に感謝したいと思います。

キャンパスの様子
ハイキングをしたVedauwooからの景色
大学近くのダウンタウンで開催されたFarmer’s market

Report.11建築・社会環境工学科 遠藤 拓真 さん

派遣先大学:ワイオミング大学(アメリカ)

派遣期間:2016/8/8~8/20

私が参加したプログラムは,アメリカのワイオミング大学(ワイオミング州ララミー)で行われた2週間の英語学習プログラムであった。東北大学工学部がワイオミング大学と共同でサマープログラムを組むのは初めてで,私たちはその第1号ということである。前情報のないプログラムであったが,最高にバカで(いい意味で),おもしろく,興味深いものだったと思う。ここでは主に,英語とワイオミングの2点について述べたいと思う。

まず,誰もが心配するであろう英語について。ワイオミング大学の英語教育センターの先生方は,非常にわかりやすい英語を話してくれた。私たち日本人が英語を苦手としていることを知っているからだ。英語力が十分でない人のことを理解しているため,わかりやすく話してくれたし,こちらが言っていることもくみ取ってくれた。問題はそれ以外の人たちである。プログラム中に,博物館に行ってネイティブのガイドに案内される機会があったが,恐ろしいほど聞き取ることができなかった(bankerとbakerを聞き間違えたのはいい思い出)。また,聞き返されることも多かった。ネイティブ同士の英語と,私たち日本人に気を遣って話してくれる英語には大きな差があるように思った。リスニングが苦手な私でも,英語教育センターの先生方が話す英語の50%は理解できた。

次に,ワイオミングについて。ワイオミング大学は,ワイオミング州のララミーという町に位置する。その高度は3000mと富士山の頂上付近と同じくらいの高さであるため,8月の真夏にもかかわらずとても涼しかった。プログラムに山でのハイキングが組み込まれていたが,その時に至っては,おそらく気温は1ケタだったに違いない。その気温の割に太陽光は強いので,日焼け止めは必須。空気も乾いているので,避暑地としては最高の立地である。また,ワイオミングの素晴らしいところは,その美しく広大な自然である。ワイオミング大学へ向かう途中には,果ての見えない草原。ハイキングした山からは,360度の絶景を眺めることができた。街では当然のようにウサギやリスがピョコピョコしている。日本では絶対に見ることのできない景色は感動以外の何物でもない。

現地の人たちは何かと語り合うのが好きで,集まってはよく政治の話や教育の話に花を咲かせていた。トピックや考え方は大変興味深かったし,文化・英語の学習にもなった。現地では個の考えが重視され,意見を求められることもよくあった。様々なことにアンテナを張り自分の考えを持っておくことがいかに大事か痛感させられた。

最後に,実に密度の濃い2週間であった。2週間という短い期間だからこそ,1日1日のスケジュールがしっかりと組まれ,最後まで楽しむことができた。一緒に参加した仲間にも恵まれ,最高の時間を過ごすことができた。金額的には決して安くなかったが,来てよかったと心から思った。人生に一度くらいはこんな時間があってもいいと思うので,留学を少しでも考えている方はぜひ参加してほしい。

まとめると以下のようになる。

  • 英語については心配なし。ネイティブとの会話は上級編。
  • ワイオミングの人は基本的に日本人に優しい。そして,なにかと語りがち。
  • ワイオミングの夏は日本の秋のよう。それと広大な自然。

このような機会を設けてくださった工学部国際交流室,ワイオミング大学英語教育センター,現地の方々,一緒に頑張った仲間たちに感謝いたします。

道路から見える牛たち。広大な草原にのびのびと暮らしている。
いざハイキングへ・・・。大自然に挑む若者たち。

Report.12化学工学専攻 田中 裕太郎 さん

派遣先大学:ワイオミング大学(アメリカ)

派遣期間:2016/8/8~8/20

私は新たな地で英語を学ぶことで自らの英語を実践的なものにし、将来世界で活躍できる人材になりたいと思い、本プログラムに参加した。参加以前の私の異文化コミュニケーションは海外旅行、大学での講義と、研究室の留学生とのものに限定されていた。勿論それらも私にとっては大切な経験の一つであり、これらを通じて、グローバル視点で社会を捉え、考えていくことが大切なのだと日々感じていた。私は現在大学院で化学工学を専攻しており、その知識を活かした仕事であるプラントエンジニアリングに興味を持っている。これは世界の様々な地域、社会に貢献できる仕事であり、そのためにもコミュニケーション力、そしてグローバルな視野、なおかつ思考力が大切だと考えている。そこでこのプログラムに参加し、同じ志を持った仲間たちと二週間様々な体験をすることで、これらのスキルを向上させたいと考えた。

そして実際にプログラムに参加したことで、語学力の向上や貴重な体験を数多くすることができた。語学力に関しては、現地で英語の授業や英会話を積極的に行うことで、自分の中に存在した英会話への苦手意識が薄れていくのを感じた。実際にネイティブの方と会話してみると、もちろんすべてを聞き取るのは難しかったが、四割程理解できれば前後の文脈から内容を推察でき、もし全く聞き取れなくても落ち着いて聞き返すことで会話を継続できた。この意識の変化によって、より積極的に英語でコミュニケーションを取れるようになり、このことに大きな喜びを感じた。また、二週間集中して英語を聞き取ろうと努力した結果、ネイティブの英語に慣れることができ、それをまねることで自らの発音も向上させることができた。

また、2週間アメリカに滞在したことで、現地と日本の価値観の違いについて肌で感じることができた。それを大きく感じたのは、学生の自立心についてである。日本では、学生は学費や生活費の多くを親に依存しており、アルバイトも大学生からという人が多いように感じる。しかしアメリカでは、現地の方の話を聞いてみると、大学の学費は主に奨学金などを利用しており、さらに夏休みなどの長期休暇にアルバイトをして生活費を稼いでいるという人が多かった。そして歴史資料館を見学した際、解説してくれたガイドが中学生だと聞いた時には非常に驚いた。このように自分の目的のために自分で行動するという社会であるため、自立心が養われるのではないかと思った。

ワイオミングでの生活は驚きの連続だったが、特に驚いたのは土地、そして施設の広大さである。大学にはアメリカンフットボール専用のスタジアムやバスケットボール用のドームがあり、理学部にはプラネタリウムが併設されていた。家屋に関しても一家に一台暖炉や大きな庭があり、そこでバーベキューやアイスクリームを食べながらの歓談は非常に楽しいものであった。そしてもう一つ驚いたのは、現地の方の話すときのジェスチャーの多さである。日本では会話の中にあまりジェスチャーを交えないが、アメリカでは頻繁に登場し、そのおかげでもし聞き取れなくてもジェスチャーから相手の意図するところを掴むことができた。このプログラムに参加する前は、会話ができずにコミュニケーションが取れなかったらどうしようかという不安があったが、この経験によりコミュニケーションとは会話だけでなく、ジェスチャーも大切なのだということに気づかされた。

そして本プログラムのアクティビティの目玉として、ワイオミング州の郊外”Vedauwoo”にハイキングに出かけたが、この体験は最も印象に残るものとなった。Vedauwooに行くまでの道のりも、日本では見られないような広大な平野が広がっており素晴らしかったが、到着時に見た巨大な岩山が立ち並ぶ姿は圧巻だった。Vedauwooの岩山は溶岩が冷えて固まったことで造られた地形であり、岩一つ一つが自分の背丈よりも大きく、初めて見る光景に驚いた。私たちはそこでバーベキューや、キャンプファイヤー、登山などを楽しんだ。岩の上を歩きながらの登山はとてもスリリングで、標高が高いこともあり想像以上に疲れるものだった。しかし山頂に到達するとそこには広大なパノラマ風景が広がっており、仲間たちと大きな達成感を得ることができた。

今回このプログラムに参加したことで英語はもちろん、異国の文化や価値観を学ぶことができ、そして日本では体験できない貴重な経験をすることができた。プログラム参加前は、二週間海外に滞在するというのは非常に長いと感じていたが、実際に参加してみると二週間はあっという間に過ぎてしまった。最終日にはもっとここに滞在していたいという気持ちになる程充実したプログラム内容であった。今後はこの経験を生かし、大学でも積極的に留学生の方などとコミュニケーションを取ることで、更なる語学力の向上やグローバルなものの考え方を身に着けられるように努力したい。

Vedauwooの岩山から撮った風景
牧場でオーナーさんと撮った写真

Report.13情報知能システム総合学科 笹原 稜翼 さん

派遣先大学:ワイオミング大学(アメリカ)

派遣期間:2016/8/8~8/20

私はアメリカ、ワイオミング州ララミーにあるワイオミング大学で短期集中英語学習サマープログラムに参加してきました。これが私にとって初の海外体験となりました。プログラム内容としては、午前中は座学、午後はアクティビティでワイオミング州の文化を大いに体感することができるとても充実したものです。

ワイオミング州はアメリカ合衆国の州の中では人口最小の山岳地帯で、農村地域が広がるカントリーな雰囲気の街でした。白人の割合が約9割で、日本を感じないという意味で非常に新鮮でした。現地で最も驚いたことは食に関することで、料理の味がとても濃く、デザートは非常に甘かったです。スーパーに行くと、どの食べ物も日本規格の数倍もある量で売られており、いかにアメリカという国が食べ物で溢れているか、日本食がいかに健康的であるかがわかりました。

このプログラムへの応募動機は、私自身英語が大好きなためネイティブとじっくりコミュニケーションする機会を持ちたかったことと、全く環境と文化が異なる世界に身を置くことに好奇心があったからです。

滞在中最も有意義だったのは、毎日座学の後に用意されていたConversation Timeです。Conversation Timeでは現地の学生と1時間英語で考えを共有したり意見を交わしたりします。現地の学生は皆多様な経歴を持っており、聞いているだけでも新鮮な世界観を学ぶことができて楽しかったです。日本の学生と違うと思ったのは、皆何かしら他言語の勉学に励んでいることです。英語が母語なので当然かもしれませんが、しかし皆複数の言語を長期的に学んでいました。東北大では基本的に第二外国語の勉強は1年間で終わりますが、彼らは長期にわたって、母語レベル並みに習得しようという意思が見えました。

会話初日はやや緊張しましたが、徐々に打ち解けジェスチャーを交えながらも意思疎通が図れることが分かったときは非常に嬉しかったです。しかし、それでもスピーキングの力不足は痛感しました。言いたいことが英語になって口から出てこないことが多々あり、それはコミュニケーションの幅を狭めてしまいます。話したいトピックを話せない、相手から振ってもらったトピックを理解できずに相槌を打つしかできないのは非常に歯痒く、今後の英語学習への大きな動機付けとなりました。ネイティブの話し方は非常に速く単語と単語も繋がっています。しかし単語レベルはかなり易しく、中学、高校で習った単語がほとんどです。生活で必要な単語はその程度なので、英単語に対してあまり身構える必要はないと感じました。それでも現地の人が話す英語は全く違う言語のように聞こえたため、自分のリスニング力はまだまだ未熟であることが分かりました。日本の大学で先生が話す英語や試験で流れる英語は、本当に形式的な発音でありネイティブの英語とは全くの別物であるのだと感じることができたのは大きな収穫です。

アクティビティでは、地元の山岳地帯へハイキングに行き地質と気候を肌で感じたり、博物館でインディアン文化を学んだり州の歴史的背景への理解を深めたりしました。英語学習と位置づけてはありますが先生はアクティビティを優先して毎日献身的に様々なものを見せてくれた気がします。どれも新風を感じることができる非常に有益な時間だったので、このプログラムに応募して本当に良かったと思います。

帰国して改めて、いかに自分が狭量な世界観を持っていたかを自覚したことです。このプログラムで得られた糧は、自分の将来像を考えるためにもぜひ役立てていきたいです。

ワイオミング州国指定歴史史跡アイビンソン邸宅にて。
ワイオミング大学スタジアム内にて

Report.14情報知能システム総合学科 高島 健 さん

派遣先大学:トゥルク応用科学大学(フィンランド)

派遣期間:2016/8/3~8/27

トゥルクの夏はちょうど日本の秋くらいの気候で気持ちが良かったです。しかし、最後の方はセーターの購入を検討するくらいの寒さになりました。治安はよく、食事もSALMIAKKIというお菓子以外は美味しかったです。物価は平均すれば日本とそれほど変わらないように思います。総合的に生活しやすく素敵な場所でした。

私は異文化に対する考え方についての授業と、フィンランドやトゥルクの伝統・文化・観光などを体験するソーシャルプログラムに参加しました。授業は少人数対話型で、グループやペアで話をする時間が毎日設けられており、教科書を分担して読んで内容をお互いに教え合ったりしました。そして、最後にはレポートを提出して単位が認定されました。ソーシャルプログラムでは、ダーツとボウリングが融合したような、モルックという伝統的なゲームをしたり、監獄、城、美術館などを訪れ歴史の説明を受けたり、フィンランドでは神聖な場所だと考えられているサウナを体験したり、ホームパーティを楽しんだりしました。

プログラムに応募したきっかけは、単に時間のある内にとりあえず留学を経験しておきたいと思ったことでしたが、参加が決まってからはしっかりとした目的を定めました。1つ目は英語学習のきっかけにすること。2つ目は教養を深めること。3つ目は仙台での生活に慣れ、安心快適な毎日を過ごしている自分を不慣れな環境に置いてみることでした。このプログラムを選択した理由も3つあります。1つ目は短期のプログラムを選びたかったこと。2つ目は幸福度ランキングで常に上位の北欧の国々に以前から興味を持っていたこと。3つ目は英語で授業を受けることを考えると、ハードルの高すぎないテーマのものにしたかったことでした。

他国の人と交流する中で、国に関わらず皆同じ人間で何も変わらないということを実感しました。また、思うように意思疎通ができないという経験から、英語を使えるようになりたいと初めて真剣に思いました。これまで英語の必要性を感じたことがあまり無かったのですが、それは自分がそのような機会を避けてきたのだと気付きました。2週間で英語を話す抵抗が軽減しました。

帰国して感じるのは以前よりは国際的な視点を持てるようになったことです。また自国についての無知を自覚したことで、物事への関心が高まりました。頭で分かっていても、その必要性を実感できないと勉強や継続は難しいです。ビジョンを持つためには経験に基づいてその価値を理解することが有用で、そういった意味でも身をもって経験することは貴重だと思いました。

間違いなく言えるのは、行って良かったということです。夏休みを有意義に過ごすためにも、とりあえずでもいいから行ってみる事をお勧めします。ただし準備はすればするほど有意義な留学になるだろうと思います。毎日すごく疲れましたが、充実感もあって貴重な思い出になりました!

宿泊した船!プログラムの終盤頃は家に帰るような安心感がありました。
デパ地下の惣菜にはよくお世話になりました。どれも美味しかったです。
空いている時間にムーミンワールドに行ってきました!
サウナに入る前の写真。フィンランドではサウナが重要なものとして考えられていて、サウナで出産する慣習もあったほどだそうです。

Report.15機械知能・航空工学科 間宮 一誠 さん

派遣先大学:トゥルク応用科学大学(フィンランド)

派遣期間:2016/8/3~8/27

学校での活動は、午前は授業、午後は授業を踏まえたディスカッションやグループワーク、フィールドワークを行った。授業の内容は「異文化交流」について社会学的なアプローチを試みるもので、最初はさっぱり分からない話でも、順を追って理解することができた。また、講義形態も説明一辺倒の日本とは全く異なり、生徒との対話形式がよく見られた。午後のグループワークでは、午前の授業を通して自分の考えや意見を述べたり、使用した教科書の内容について持ち回りで説明する機会があった。

放課後の活動では、史跡巡りや博物館、美術館見学などフィンランドの文化に関する内容であった。休日にはフィンランド伝統のサウナ体験などがあり、大変興味深く、またリラックスできた。また、活動を通して参加者と交流することができ、より深い関係を築くきっかけになった。

参加の動機としては主に2つあり、一つ目は元々異文化交流といった題材に興味があったが、より体系的により進んだ考えを学びたいと思い、教育先進国であるフィンランドでこの題材を学ぶことに魅力を感じたからである。二つ目は大学院での長期留学を考えた場合に、2週間の短期留学を通して授業や生活に対して具体的なイメージを抱くきっかけになると考えたからである。

2週間という短期間ではあったが、少しは語学力が向上したように感じている。最初は相手の話も聞き取りにくかったが、1週間もすると慣れてきた。語学力というよりは耳がその人個人の特徴に順応したと表現したほうが適切かもしれないが、感覚の慣れというものが実感できたように思う。また、授業の内容が社会学的なアプローチで大変新鮮であり、社会学という新たな側面から物事を観察することを覚えた。元々心理学や哲学的な題材は好きで学んでいたが、社会学は全く知識もイメージもない状態だったので大変勉強になった。生活面では、現地でスーパー等を利用したことで商品の内容や物価、食生活等、現地の日常生活を垣間見ることができ、貴重な経験になった。

異文化交流と聞くと、どうしても異国同士の民族や文化の違い等を想像しがちだが、例えば同じ日本国内で沖縄や北海道に行って現地の人と交流するのも立派な異文化交流である。また、この大学も様々な地域から来た学生で構成されており、そうした友人との会話の中にも異文化交流を見出すことができた。さらには世代間格差、ジェネレーションギャップにも異文化交流を見出すことができる。人はそれぞれのバックグラウンドを持っているため、コミュニケーションは全て異文化交流であると言える。私は講義や活動を通してこの発想に至り、文化や宗教、民族で「括る」のではなく、相手のパーソナリティ、さらに掘り下げるとその時の雰囲気や自分との距離なども考慮して「その人自身」と接する大切さを学ぶことができた。

他の参加者について一番驚いた点は、社会人が多かったことである。年齢層はイメージよりも遥かに高かった。それゆえ、ジェネレーションギャップを感じたり、国際的な職場で働いている人もいたので様々な話を聞くことができ、貴重な時間を過ごせたと感じる。

宿泊したホテルの一室。船室を改装したものであった。
参加者全員で撮った集合写真

Report.16土木工学専攻 平川 雄太さん

派遣先大学:セプルノペンバー工科大学(インドネシア)

派遣期間:2016/8/21~2016/8/31

私はインドネシアのスラバヤにあるセプルノペンバー工科大学(ITS)で行われたサマープログラムに参加しました。このプログラムは火山噴火などインドネシアで起こる災害について学ぶ「Ring of Fire」コースと、海岸地域の都市計画について学ぶ「Strands of Sand」コースに2つに分かれています。私は津波工学研究室に所属しており、津波をはじめとする様々な災害についてさらに理解を深めたいと思い、「Ring of Fire」コースを選択しました。またこのプログラムには毎年多くの国から学生が集まっており、今年は世界13カ国から計35名の参加者が集まりました。インドネシアの災害について勉強できること、また多くの国の人と交流を深めることができるということが、私の参加理由です。

10日間のプログラムのうち、前半は授業が中心でした。授業ではインドネシアで起こる様々な災害についての座学に加え、様々なディスカッションを行う機会がありました。各国の災害に関する共有を行うディスカッション、噴火と隣合わせの火山とどのように共生するかを話し合うディスカッション、災害の特徴を小さい子どもたちにどのように伝えていくかを話し合うディスカッションなど、多岐に渡りました。参加者の多くは火山噴火や地震、津波の経験が少ない国の出身者がほとんどであり、彼らに日本で起こる災害及びそれらへの対策を紹介すると、非常に興味を持ってもらうことができました。自分の意見を100%伝えるための英語力が備わっていなかったものの、身振り手振りを交えながら懸命に話したところ、ディスカッションでは意見を伝えることができました。しかしディスカッションの後のプレゼンテーションでは、オーディエンスの表情からも、自分の意見を理解してもらえていないことが分かり、非常に悔しい思いをしました。英語をただ話すだけではなく、きちんとした発音で喋らないと伝えたいことも伝えられないということを、身をもって体験した瞬間でした。

プログラムの後半は、インドネシアの伝統的な音楽やダンスを学ぶ活動、スラバヤのシティーツアー、インドネシア最大級の火山であるブロモ山の探検など、様々なアクティビティがありました。シティーツアーは、他の国の参加者とグループを作り、指定された場所を協力して探しまわり、そこでユニークな写真を撮影するというものでした。海外の方々は次々とユニークなアイディアを出してきて、私はそれに圧倒されるばかりでした。

ブロモ山の探検では、朝4時に山の中腹あたりで日の出を観察するところから始まり、その後山頂まで馬で移動し、噴煙を放つ噴火口を観察しました。ブロモ山の壮観な景観、および山頂からの美しい景色はとても感動的であり、多くの観光客もその姿に圧倒されていました。火山がもたらす恩恵の一つを肌で感じることができました。またブロモ山の近くには川が形成されており、そこでラフティングを経験しました。初めてのラフティングでしたが、非常にエキサイティングなアクティビティでした。火山は噴火の危険を常に孕んでおり、人的被害も誘発するような負の側面がある一方、このような火山による様々な正の影響もあることを知り、このような恩恵を受けながら火山とうまく付き合っていくインドネシアの取り組みは、日本国内でも参考にできる点が多くあるのではないかと感じました。

このサマープログラムは、約30名のITS学生によるボランティアによって支えられています。話を聞くと、ボランティアを募集した際にはもっと多くの学生による応募があり、成績優秀者しかこのボランティアに参加することができないとのことでした。スタッフのみならず、多くの学生が国際交流に積極的であることを知り、私も見習わなければならないと感じました。

10日間と非常に短い期間でしたが、とても充実したサマープログラムでした。海外の方々と時間を共にし、文化交流を行うことは、想像していた以上に楽しいものでした。しかし10日間は決して楽しい時間ばかりではなく、英語力の欠如を痛感させられ落ち込むこともありました。特に海外の学生の日常会話に加わることができなかったのが非常に残念でした。英語力向上は今後の私の大きな課題であり、私たちが普段日本語で行っている日常会話を100%英語でできるようにすることが目標です。この点も含め、学ぶもの・得るものが非常に多いサマープログラムとなりました。後輩たちには、恐れずに一度海外へ出て異文化に触れる経験をすることを強くお勧めします。

授業でのディスカッションの様子。小さな子どもたちにどのように分かりやすく火山噴火のメカニズムを伝えていくかを話し合っている。
ITSがあるインドネシアスラバヤの「スラバヤモニュメント」で撮影した集合写真。テーマは「Romantic」。
ブロモ山の壮観な光景。噴火口から噴煙が上がる様子。
火山付近には河川が形成されるため、ラフティングを楽しむことができる。
プログラム後半の国際交流の一環で、参加者が各国の伝統的衣装を身にまとっての集合写真。私は浴衣の準備が間に合わなかったため、スーツでの参加となっている。
最終日のFarewell Partyでの全体集合写真。参加者、スタッフ全員が集まったプログラム唯一の一枚。
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