産学官連携センター
本研究科では、極めて優れた研究成果及び研究資産を活用し、産業界、国及び地方公共団体と連携することによって「社会から見える拠点」の形成が期待できる組織として「産学官連携センター」を設置しています。
インフラマネジメント研究センター
目的
本センターは、老朽化の進行が懸念されているインフラの安全・安心を確保するため、長寿命化への対応が遅れている地方自治体が管理するインフラの維持管理業務を支援することを目的とする。
必要性・役割
東北地方では、未だに多くの被災地域を抱えており、国土交通省や自治体が復旧、復興に取り組む中で、橋梁をはじめとするインフラの老朽化対策が遅々として進んでいないのが現状である。このような状況下において、知の拠点である大学が、産官学の連携の中核としてインフラの維持管理技術の普及発展のための役割を担うことは、国民の安全・安心を確保し、我が国のインフラの長寿命化を達成するために極めて重要である。
概要
「自治体支援」、「人材育成」、「調査・研究」を活動の軸として、東北地方にあるインフラの点検情報や、国土交通省やNEXCO、JR等が蓄積した維持管理情報を集約し得る技術拠点を形成し、東北6県の主要大学を各地域の拠点として連携を図りながら、東北地方全体のインフラのマネジメントを推進する。
フィールドデザインセンター
概要
本フィールドデザインセンターは、意地悪な問題を抱えた現代社会のリアルな「フィールド」において、様々な領域の技術を統合してモノやシステムに新たな意味を与えて社会に接続していく方法である「デザイン」を通じて、高度な専門性と柔軟な協働性を発揮して問題解決にチャレンジする人材を養成する、多規範適応型コラボレーションによるプロジェクト駆動型デザイン研究・教育プログラムを実践する「センター」です。
目的
「フィールドデザインセンター」は、以下の目的を果たします。
- 多規範に適合しながら高度な専門性と柔軟な協働性を発揮しうるデザイン人材を養成し、国内外の企業や関係機関、自治体等と産学官協働のデザイン・プロジェクトを実践する。
- 専門分野の枠を超えた多規範適応型コラボレーションによるプロジェクト駆動型デザイン研究・教育プログラムを開発し、大学院生および研究者に提供する。
- 大学院生や若手研究者と共に、社会人受講生にも門戸を開放し、デザインによる価値創造手法の学び直しの機会を通じて、独自のアイデアを事業として社会に新産業を創出する起業人材を育成し、地域での循環・定着を促進する。
- デザイン思考・事業化思考をもち実践的な課題解決方法を学んだ人材を活用し、VC等起業・事業化支援機関等とも連携し、地域に継続的にイノベーションを創出するエコシステムを形成し、フューチャーセンターとして機能する。