研究センター

本研究科では、大型プロジェクトの獲得などにより、極めて優れた研究成果が継続的に得られ、「社会から見える拠点」の形成が期待できる研究を推進するため、既存の教員組織の枠を超えた組織として「研究センター」を設置しています。


これまでの実績

非平衡プラズマ学際研究センター

目的

非平衡プラズマを活用する研究の中心を工学研究科に置き、他研究科、研究所、企業等との連携システムを構築することで、非連続なイノベーションを創成するとともに、社会にインパクトのある研究へと進展する非平衡プラズマ学際研究拠点を構築します。

概要
  • 非平衡プラズマを基軸とした学際融合研究により、環境共生型・低消費電力・医療福祉・食の安全・未来社会を実現するために、非平衡プラズマによる革新的細胞応答制御技術開発、革新的農業技術開発、次世代推進機開発、革新的ナノ材料創製を目指して、プラズマ装置の開発と各種計測システムの構築を行う。
  • 世界トップレベルの学術成果を創出し、国際的に優れた研究者が集う拠点を構築する。
  • 本研究センターにおける取り組みを、スポンサープログラムを通して幅広く参加企業に紹介し、新規のプロジェクトを立ち上げる。

メタマテリアル研究革新拠点 (Meta-RIC)

目的

メタマテリアルをコア・テクノロジーとする革新的研究開発・社会実装・コンソーシアム形成・国際拠点づくりを目指します。

概要

次世代通信技術「6G」をはじめ、情報通信、ナノ・マイクロ光学、ロボティクス、医療・バイオ、エネルギーなど幅広い分野の産業展開を見据え、研究開発を推進します。さらに、学理に基づく革新的基盤技術を創出するとともに、産学共創研究による応用デバイス開発を促進するなど、国際的に優れたメタマテリアル研究者と開発意欲のある民間企業が集うコンソーシアムの形成を目指します。

下水情報研究センター

目的

下水から得られる住民の健康状態に関わる各種情報(下水情報)を取得し社会で活用していくための技術開発及びコンサルティングを行うことを通じて、地域社会における住民の健康および福祉の向上に寄与することを目指します。

概要

情報通信、バイオ、ナノ流体力学、ロボティクス等の幅広い分野の技術を結集し、下水中の疾病関連情報(病原ウイルス濃度等)取得手法、解析手法、および情報共有手法に関わる研究開発を産学官の連携により推進します。さらに、下水情報活用の国際展開を目指し、世界的に優れた環境工学研究者、感染症研究者、および参入意欲のある民間企業が集う研究共同体の形成を目指します。

SOFC/SOEC実装支援研究センター

目的

カーボンニュートラル社会の実現を見据え、高温動作型エネルギーデバイスであるSOFC(固体酸化物形燃料電池)およびSOEC(固体酸化物形電解セル)の研究開発から社会実装までを支援します。そして、大学と企業が連携して、材料・セル構造・システム設計など多分野にわたる課題解決を推進することで、脱炭素社会への貢献を目指します。

概要

本センターは、工学研究科と環境科学研究科が連携して設立した、研究科横断型の共創プラットフォームです。SOFC/SOECの実用化に向け、材料開発からセル設計、システム実証までを一貫して支援し、学際的な強みを生かした産学官連携による課題解決を推進します。社会実装を見据えた多角的な研究展開を通じて、次世代エネルギー技術の発展に貢献します。

実用プロセス開発・イノベーションセンター

目的

研究成果を社会価値につなげるための実用化・事業化を支援するセンターとして、事業化ストーリー構築から量産化・製品化に至る多段階の課題解決を一貫して伴走支援します。また、その実現に必要な「プロセス人材」を育成し、研究から社会実装への展開を加速します。

概要

現在、日本のものづくりは深刻な課題を抱えており、バブル崩壊以降、実用化に至った新たな技術はほとんどないと言われています。この状況を打破するには、研究成果を実用化・事業化につなげる方法論の構築とそのための専門的人材が不可欠です。本センターは、工学研究科と環境科学研究科が連携して設立した共創拠点として、スケールアップサイエンスに基づく実用プロセス開発の支援と、それを実現する「プロセス人材」の育成を行います。産学が協働して量産化や製品化の課題解決に取り組み、技術支援と教育支援の両面から、次世代ものづくりのイノベーションを牽引します。

研究

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