教員プロフィール：北本 雄一 助教
教員プロフィール
◎研究キーワード
機能性有機ホウ素化合物 有機合成化学 熱活性化型遅延蛍光 有機電子材料 超分子ポリマー
◎研究内容
IoT社会を実現するデバイスには様々な電子材料が用いられており、SDGsなどの観点からレアメタルを用いない有機電子材料の開発は社会に大きく貢献しうる。我々は、有機合成化学や構造有機化学を基盤とし、新奇な有機ホウ素化合物の創成に取り組んでいる。近年では、ホウ素原子に結合した三つのフェニル基どうしをヘテロ元素で環状に結んだプラナートリフェニルボランに着目し、高い電子受容性と高効率な発光を実現する分子設計と独自の合成法の確立を進めており、電子材料をはじめとする機能性材料としての応用を検討している。
研究概要
◎産学連携の可能性
現在、電機メーカー1社と共同研究中。将来的には有機電子材料あるいはデバイスを販売する会社との連携も可能。
◎代表的研究成果
Y. Kitamoto, K. Oda, K. Ogino, K. Hiyama, H. Kita, T. Hattori, and S. Oi, Chem. Commun., 57 (2021), 2297–2300.
Y. Kitamoto, Z. Pan, D. D. Prabhu, A. Isobe, T. Ohba, N. Shimizu, H. Takagi, R. Haruki, S.-i. Adachi, and S. Yagai, Nat. Commun., 10 (2019), 4578.
Y. Kitamoto, T. Namikawa, D. Ikemizu, Y. Miyata, T. Suzuki, H. Kita, T. Sato, and S. Oi, J. Mater. Chem., 3 (2015), 9122–9130.
更新日：2021/10/08
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