[工学教育院科目] デザインとエンジニアリング

単位数:1

趣旨

1.概要

本講義では創造的未来を作り出すエンジニアを輩出することを目指し、様々なデザインの事例を通じて、歴史、その歴史、構成、そして工学との関係を概観する教育を展開する。

「かっこよく生きたい」という人間の根源的要求にこたえられる戦略的思考、さらには、デザインの統合力や直感的訴求力を活用した異分野統合の方法論についても学ぶ機会とし、各専門の活用可能性を開拓する。

2.達成目標等

この授業では主に以下のような能力を修得することを目標とする。

  • デザインとは何か、技術を具現化する際に重要な視点について学ぶ。
  • どのようにしてそのデザインは生まれたのか、その技術的背景を理解する。
  • 工学関連の諸技術の実践的活用のゴール像の一端を示し、工学部で学んでいく専門教育がどのように生かされていくかを理解する。
 

他の授業科目との関連及び履修上の注意

この授業は他科目を履修していなくても理解出来る内容であり、学部1,2年生を対象とした内容となっているが、学部3,4年次および大学院生の聴講も薦める。

スケジュール

1. デザインと工学/本江正茂

2014年 10月20日[月]16:20-17:50 川北講義棟 B102教室
日常のうちにあるテクノロジーとデザインの関係:椅子、モバイルデバイス、技術を生み出す技術

2. デザインと情報/本江正茂

2014年 10月27日[月]16:20-17:50 川北講義棟 B102教室
人と関わる情報のデザイン:サイン、インターフェイス、ユーザ体験

3. デザインと環境/石田壽一

2014年 11月10日[月]16:20-17:50 川北講義棟 B102教室
サステナビリティを高める環境配慮とデザインの関係:水、低炭素、エネルギー、環境管理技術

4. デザインと社会/小野田泰明

2014年 11月17日[月]16:20-17:50 川北講義棟 B102教室
実社会の広がりの中でのデザインの役割:デザインプロセス、意思決定、様々なデザイナー像

5. デザインと空間/千葉学

2014年 12月 1日[月]16:20-17:50 川北講義棟 B102教室
空間と応答するデザイン:快適で美しい建築、豊かな経験をもたらす都市空間

6. デザインと文化/五十嵐太郎

2014年 12月 8日[月]16:20-17:50 川北講義棟 B102教室
様々な地域と時代にみる文化とデザインの関係:オリンピック、博覧会、映画

7. デザインの実践/履修者全員によるワークショップ(進行 本江)

2014年 12月15日[月]16:20-17:50 川北講義棟 B102教室 または A307教室
日常のうちに存在していた「デザイン」への気付きを共有するワークショップ。

成績評価の方法及び基準

講義は、上記の項目について、オムニバス形式でそれぞれ独立した内容となっており、いろいろな角度からデザインとエンジニアリングについて議論する。質問等、学生諸君の積極的な参加を奨励し、毎回の出席、および最終回のプレゼンテーションにより成績を評価する。

教科書・参考書

それぞれの講義のなかで適宜紹介する。

関連URL

せんだいスクール・オブ・デザイン : 2010年から東北大学が仙台市と連携して実施している大学院生と社会人のためのデザイン教育プログラム。
教育

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