東北大学工学部・工学研究科の学生・ご家族の皆様へ

2020/09/09

キャンパスで行う対面授業とオンライン授業を併用した授業の実践を目指して

新型コロナウイルス感染症の拡大防止をはかるため、令和2年度4月以降、授業のオンラインでの実施、外出自粛など、様々ご不便をおかけしています。

本学ではコロナ危機に続くニューノーマルに対応した授業展開として、これまで実施してきた授業形態(対面のみ・オンラインのみ)に加え、各授業科目で学修する内容・特性に合わせ、キャンパスで行う対面授業とオンライン授業を併用した授業の実践を目指しています。工学部・工学研究科においても2020年度後期授業は、対面授業とオンライン授業を併用しながら実施いたします。新型コロナウイルス感染・拡大防止を図りつつ、全国から工学を志す学生の皆さんが、安心してキャンパスライフを過ごせるよう最大限の配慮をいたします。

すでに本学のウェブサイトを通じ、学生の皆さん方には7月21日に後期授業から通学して授業に出席することができるよう準備を求めているところですが、工学部・工学研究科の学生の皆さんも10月1日からの後期授業に向け、本学キャンパスに通学可能となるよう準備をお進めください。特に、1年生の方は、ガイダンスを9月30日に開催することを予定しています。

なお、今後の新型コロナウイルスの感染状況等によっては、学生の皆さんの健康管理を優先し、全面的にオンライン授業に切り替えることも想定されますが、その際にも前期同様、教育の質確保に最大限の努力をいたします。また、基礎疾患を持った学生、新型コロナウイルスへの感染に不安を持っている学生についても、大学の保健管理センター及び学生相談室、工学部各系に配置した学生相談員が各種の不安や悩みに対応いたします。

これまでの日本全国での感染過程の分析結果では、授業中に感染した例は極めて稀であることが示されており、適切な飛沫発生防止策等が講じられていれば感染リスクは極小化できると考えています。対面授業は、世界最先端の研究をリードする教員からの教授や研究指導、工学を志す仲間との切磋琢磨など、学生の皆さんの人生において重要な糧となるものが得られる教育方法です。コロナ危機に続くニューノーマルでは、これまで普通に出来ていたことが多々制約されることになりますが、デジタル技術などを駆使した新たなキャンパスで、従来型の大学を飛躍的に発展・展開し、新たな価値を創造する大きなチャンスとも言えます。学生の皆さん、ご家族、教職員が一つになって、この新たなチャレンジをいたしましょう。

東北大学工学部・工学研究科は今後も新型コロナウイルス感染・拡大防止に最大限の努力を払って行きますので、学生・ご家族の皆様におかれましては、後期以降の授業実施について、特段のご理解とご協力をお願い申し上げます。

東北大学 工学研究科長・工学部長

令和2年9月9日
工学部長・工学研究科長 長坂 徹也

【コロナ禍における留意事項】

  1. 健康管理の徹底(毎日の検温、少しでも異常を感じる場合は自宅待機)
  2. 接触追跡の記録のためCOCOAのインストール
  3. 友人同士で集まっての飲食会の自粛
  4. アルバイト先での3密環境および活動の回避
  5. 積極的なマスクの着用と、手洗い・うがいの励行
  6. 3密環境となる会合や歓談・イベント等への参加自粛

【青葉山キャンパスでの新型コロナウイルス感染防止対策】

【学生の履修などの相談体制】

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