航空宇宙工学専攻の吉田教授,坂本特任准教授,桒原准教授,藤田特任助教が、北海道大学と共同で第4回 宇宙開発利用大賞「宇宙航空研究開発機構理事長賞」を受賞しました

2020/03/24

航空宇宙工学専攻の吉田和哉教授,坂本祐二特任准教授,桒原聡文准教授,藤田伸哉特任助教が、北海道大学と共同で第4回 宇宙開発利用大賞「宇宙航空研究開発機構理事長賞」を受賞しました
宇宙開発利用大賞は宇宙開発利用の推進において大きな成果を収める先導的な取り組みを行う等、宇宙開発利用の推進に多大な貢献をした優れた成功事例に関し、その功績をたたえることにより、我が国の宇宙開発利用の更なる進展や宇宙開発利用に対する国民の認識と理解の醸成に寄与することを目的とした内閣府の表彰制度です。

【受賞内容】

事例名:アジア諸国への超小型衛星技術教育と実利用ネットワークの構築
受賞者:北海道大学 大学院理学研究院 高橋 幸弘 教授, 栗原 純一 特任准教授, 石田 哲朗 特任助教, 百田 恵理子 プログラムコーディネーター,
    東北大学 大学院工学研究科 吉田 和哉 教授, 坂本 祐二 特任准教授, 桒原 聡文 准教授, 藤田 伸哉 特任助教

【受賞理由】

北海道大学と東北大学は、フィリピンと共同で、同国開発の第1号衛星「DIWATA-1」及び第2号衛星「DIWATA-2」を打上げ、運用しています。同衛星には世界最高性能のスペクトルカメラなど4種類の撮像装置が搭載されており、災害、農業、漁業、森林、環境など、世界が直面する地球規模課題の解決に向け、革新的な衛星データ利用の確立を進めています 。 両大学は、同様のプロジェクトをミャンマー及びマレーシアとも開始し、さらなる展開が期待されています。
今回の受賞のポイントについて、選考委員会からは「フィリピン初の人工衛星打上げと運用を成功に導いたことは、国際貢献上大きな成果。加えて、キャパビル宇宙庁の設置、衛星画像の利用システム構築、大学ベンチャーの設立、日本の技術的プレゼンスの向上など、多面にわたる成果がでており、評価に値する。フィリピンへの宇宙産業の将来的な海外展開の端緒を開いたものとして評価できると共に、今後の他国への展開も期待できるものである。」との評価をいただきました。

左から、宇宙航空研究開発機構(JAXA) 山川 宏 理事長, 北海道大学大学院理学研究院 栗原純一 特任准教授, 東北大学大学院工学研究科 坂本祐二 特任准教授, 宇宙航空研究開発機構(JAXA) チーフエンジニア室 鈴木裕介 室長
(写真提供:JAXA)
【お問合わせ先】
東北大学工学研究科・工学部 情報広報室
TEL:022-795-5898
E-mail:eng-pr@grp.tohoku.ac.jp
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