東北大・北大共同開発の地球観測結果が防災・減災×サステナブル大賞2023にて「グローバル賞」及び「優秀賞」をW受賞
2023/02/07
防災・減災×サステナブル大賞2023において吉田和哉教授(航空宇宙工学専攻)が共同研究者である北海道大学の高橋幸弘教授と共に「防災・減災×SDGs賞」のアカデミー&ジュニアアカデミー部門において、グローバル賞及び優秀賞を受賞し2月3日に東京ビッグサイト会議棟にて表彰されました。表彰式にはチームの桒原聡文准教授が出席し、表彰を受けました。
賞名:防災・減災×SDGs賞 アカデミー&ジュニアアカデミー部門
「グローバル賞」
「優秀賞」
案件名:台風の目の立体構造の観測技術の確立(共同)
受賞者:
東北大学大学院工学研究科 代表 教授 吉田和哉
北海道大学大学院理学研究院 代表 教授 高橋幸弘
「グローバル賞」
「優秀賞」
案件名:台風の目の立体構造の観測技術の確立(共同)
受賞者:
東北大学大学院工学研究科 代表 教授 吉田和哉
北海道大学大学院理学研究院 代表 教授 高橋幸弘
これまでのほとんどの衛星では、台風の勢力を正確に推定するための台風の目の雲(壁雲)の形状を高精度で立体的に撮影することは不可能でしたが、北海道大学・東北大学の研究グループは、フィリピン政府と共同開発した超小型人工衛星を用いて、2022年8月下旬から日本を横断した台風11号の目の立体構造の観測に成功しました。 衛星に搭載した観測カメラから様々な角度で連射撮影し、台風の3次元構造の観測を実現し、将来的には、各国が持つ数十機の高機能衛星と連携することで、台風を含む気象現象やその結果起こる災害への高精度で高頻度の観測が期待されており、この点が高く評価され、今回の受賞に至りました。
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防災・減災×サステナブル大賞2023
防災・減災×サステナブル大賞2023は、一般社団法人減災サステナブル技術協会が新たに確立した評価手法をもって、防災・減災におけるレジリエンス向上並びにSDGs関連の活動及び成果を、その貢献度と普及度の側面から評価し授与するものです。