東北大学 工学研究科・工学部

2017年10月[Part.2]

ボストンに来て、あっという間に一ヶ月半が経ちました、Part2です!
私は色々の安全トレーニングを修了し、計画的に研究を進めています。滞在させてもらってるProf. Tullerの研究室以外にも、多くの研究者・実験装置にアクセスができ、日々勉強になっています。
MITに来て感じたところですが、こんなことがしたい&こんな物性を測定したいけどと言った疑問に、研究室・学科関係なく相談することができます。「それ面白そうじゃん!」と言ってくれるだけではなく、すぐ実行に移ります。
こういうカルチャーが強いので、異分野のミックスから様々な研究の原点を生み出せてるのではないかと考えました。


また、10月11日はThe Materials Research Laboratory at MITにより開催されたシンポジウム講演「Materials Day 2017」に参加し、ポスター発表してきました!

このシンポジウム講演は、MITや研究所に所属する材料研究の先駆者たち7人によるトークであり、機能性材料の研究はもちろん、脳科学に使われる材料学や、材料プロセスに関わるトークもありました。講演を聞きながら、「こんなことができたら面白いかも」と言った自分の発想が多くインスパイアされました。
そして何よりも、夕方からは学生やポスドク合計60人によるポスターセッションがありました。金属からセラミックス、無機物から有機物、材料物性からデバイスのポスターが幅広く掲載され、個人的には過去最高に面白いポスターセッションだったと思います。午前中の講演も言ってましたが、材料学は「Interdisciplinary field」であることがよく理解できました。自分とはかなり違うけどわずかながら共通するものがある研究を耳にすればするほど、クレイジーな研究アイデアが出て来ます。最高に楽しかったです!笑


反省点もありました。せっかく25名限定のポスターを紹介するショートプレゼンに選ばれていただいたんですが、前に喋った人たちは自分と全く異なるプレゼンスタイル&材料科学としての面白さを伝えることが重要だと気付いたことから、直前で言いたいセリフをすり替えました。
結果的に、プレゼンのロジックがボロボロだったので、あんまりポスターを読んでくれる方が少なかったと思います。Best Poster賞(賞金500$!!)に選ばれた3名の方も、やはりプレゼンから楽しさがすごい伝わってくる方たちでした。非常に勉強になりました!
発表自体は少し不完全燃焼でしたが、自分の分野の専門家Prof. Ruppは自分の研究に興味を持ってくれまして、有益のコメントをいただけたり、Rupp groupの装置を使うことも勧めてくれました!ありがとうございました!


研究以外も楽しいです!Visiting studentの友達たちと大自然まで遊びに行ったり、メジャーリーグの野球観戦をしに行ったりと土日が充実しています。MITに限らず、現地の日本人とも多く知り合いました。土日は和食を探す旅に行ったりしてました。笑

これから気温がさらに下がっていくと思いますが、元気に頑張ります!


PROFILE:
名前:張 幸夫
学年:M2
専攻名:知能デバイス材料学専攻
派遣期間:2017.9~2018.2