東北大学 工学研究科・工学部

2015年1月[Part.5]

今回の留学を通して、似ている研究テーマに対する違う考え方、研究の進め方やノウハウなどを学ぶことができました。しかしそれ以上に、研究に対する向き合い方を考えるとても良い機会になりました。

MITで最も強く感じたことは、学生の研究へのモチベーションの違いです。日本とは異なり、学生、ポスドクと教授の間にはより明確な契約があり、教授は学生の生活と研究を経済面と学術面両方から支え、学生はそれに報いるべく研究を進め、結果を出すことで自分の研究をさらに進める予算を教授が獲得できるようにする、という様になっています。

日本の研究システムにも良さはありますが、両方を経験出来たことで、これから自分がどのように研究テーマと向き合うべきかを客観的な立場から考えることができました。派遣期間が研究するには短いなど、いろいろと感じるところはありますが自分にとって貴重な経験になったと思います。


 

セメスターが終わった後のキャンパス。お昼なのに人が全然いません。


川がすべて凍りました。寒いです。


PROFILE:
名前:早水良明
学年:M2
専攻名:知能デバイス材料学専攻
派遣期間:2014.9.1~2015.1.31